#4 いぶくろ聖志メルマガ「日常のなかの非日常」-(珈琲時間)50年の重み-
2023/11/05 (Sun) 12:00
メルマガの購読ありがとうございます٩( ᐛ )و
箏の演奏者のいぶくろ聖志です。
このメルマガでは、コンサートやライブ、講習会やワークショップ、写真展などのイベント情報をまとめたページがあったり、YouTubeでアップした最近の動画の話があったり、noteでの最近の話題のまとめてみたりしています。
メルマガのタイトル「日常のなかの非日常」は、今の僕のテーマともなっている言葉で、いつもと同じ毎日の中に何か「特別」を取り入れることでそこからの毎日は少し「特別な毎日」に変化していくと思います。
そんな、「小さな特別」を皆さまに提案したいと思っています''o(゚д゚o)
音楽だったり、洋服だったり、写真だったり、文章だったり。
昨日までは想像もしていなかったものを皆さまと一緒に楽しめる特別な明日を目指してっ
✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
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珈琲時間
月の始まりのメルマガでは珈琲を飲みながら雑談をするような話題をお届けしていきます。
月の初めはカフェで雑談をするような内容でお届けしたいと思います。
その名も「珈琲時間」
休憩時間にコーヒーでも飲みながらのんびりと読んでください。
今回も雑談のように色々なことを記していきたいと思います。
さて、2回目は「50年の重み」ということ。
ー50年前は最近?昔?
皆さんにとって、50年前というのは最近でしょうか?最近でしょうか??
ほとんどの人にとっては親の子供の時代の話なので、昔のことに感じるかもしれません。
50年も経つと色々なことが変化して、身の回りにあるものも大きく変わっていることでしょう。
今から考えると、1970年代ということになります。
ー1970年代はどんな時代??!
大阪万博が開催されて、黒猫のタンゴ、ドリフのズンドコ節が流行っていて、よど号ハイジャック事件があって、ビートルズが解散をした頃。
感覚的には、やっぱり大昔に感じます。
ー50年前は本当に昔なのか?
ところが、日本、という視点、文化、という視点で見るとどうでしょうか?
生活、という面では携帯電話もない頃からスマホを一人一台持っていて、レコードからハイレゾ配信まで進化しています。
文化、というところでは日本、というものを象徴するものは変わっていないものが多いのではないかと思います。もちろん、アニメ、漫画、ボカロ、など新しい文化の発信もありますが、侘び寂び、歌舞伎、相撲、着物、、、日本らしさ、と言われるものは今も50年前も共通点が多いのではないでしょうか?
ー世界が平均化していく過程で個性を保つということ
ほとんどの国では、YouTubeや、amazon primeやNETFLIXなどで同じ情報にアクセスすることができて、色々な情報を吸収できて、同じ時間軸を国を跨いでいても生きることができるようになってきています。
そこで、こんなことを調べてみます。着物の出荷金額(和装振興会研究報告書より)1.7兆円(昭和57年)から3000億円(おそらく現在ではもっともっと減少しているでしょう)まで減少しているようです。実に、17%までの減少。
邦楽器では箏の生産量が1970年の25,800から3,900(2019年の記事)まで減少しています。朝日新聞より
箏に関しては15%まで減少、三味線の生産量も19%まで減少、と似たような状況となっています。
50年の間に、日本の文化は80%も失われて行っているのです。
ー今までも起きていたこと
もちろん、今の時代に平安貴族の蹴鞠を楽しんでいる人は少ないでしょうし、十二単を着ている人もいないでしょう。
文化は移り変わるし、新陳代謝が行われるのは悪いことだとは思いません。
155年前までいた武士は今では一人もいなくなりました。
それでも、世界が同じ情報にアクセスできて、知識と経験が平均化されている現代だからこそ、それぞれの各国で育まれてきた文化をそれぞれが大切に保護していくことで多様性のある「面白い世界」を作り続けていくことができるんだと思っているのです。
日本が世界にも認められているゲームでも北欧神話など世界の伝承や文化を背景として独自の世界に昇華していたり、日本の史実や伝承を背景としている漫画も多くあります。
新しい日本らしさ、日本の文化から陸続きの未来を作らないと「面白い日本コンテンツ」というのがどんどん減っていってしまうのではないかと心配になってしまいます。
ー失われた技術の価値
職人が培ってきた技術の価値は計り知ることができないと個人的には思っています。
今の時代に残っていれば、製造として、芸術として、他の追随を許さないような技術も歴史の中で途絶えてしまっているものも多いのではないかと想像してしまいます。
着物も、多くの機屋が廃業してしまったりして、もう作れない生地も多かったり、そもそも糸を作る人がいなくなってしまって作れなくなったものもあると聞きます。
ー50年後の未来。
50年後の未来。
もしかしたら僕は見ることができないかもしれない未来。それでも、想像ができないほど遠くない未来。
そこには、箏の音がなっていてほしいと思うし、着物を着ている人がいてほしいと思う。
今よりも20%まで減少したら箏は年間で780面しか製造されないということ。
それは、実質的には絶滅してしまうことでしょう。
身分としての武士はいなくなっても、その精神や技術は各地に残されてはいます。
文化、というのは生きている、というのが大切だと思っていて、それは、生活の中にある、ということでもあると思います。
皆さまの生活の中で、日本、という文化が楽しみながら取り入れられるようなことを目指して''o(゚д゚o)
なんか、最近は色々と廃業の話を聞いたりしていて色々考えて調べてしまいました|_・)
日本の色々な産業を取り入れつつ、皆さんに紹介できるようにしていくつもりなので楽しみにしていてください(*'▽'*)
(長くなりすぎたーーーー・・・・)
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YouTubeはこちらっ!
いぶくろ聖志YouTube CH
最新の動画は箏二重奏の 「猿田彦」の演奏動画。
箏演奏者の人が家で合奏練習ができるように、 「練習動画」もアップしましたっ!
今回の動画は番外編として、僕のオリジナル作品をアップしたのですが。。。|_・)
今までに比べて人気がなさすぎて笑えます|_・)
この曲は 「木花咲耶」という譜面集に収録したものなのですが、文化箏で収録していたので、今回は箏で演奏していますっ
次回もめげずに自作自演をアップ予定です''o(゚д゚o)
お楽しみに~~~っ
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最近のnoteハイライト( https://note.com/bsmpl )
noteは10月はQ&Aを実施っ(*'▽'*)
色々な質問にお答えしたり、要望のあったお店に出向いて行ったりと色々でしたっ(^ ^)
そして、福山での「フクヤマニメ」での演奏の様子や、福山グルメを堪能している様子なんかをphoto日記として公開していたりしますっ
この、プラッと歩いている時に「ビビビッ」ときた焼肉屋!!絶対、美味しいでしょう!と確信を持って次の日のランチで行ってみたら、やっぱり美味しかったのです~~~♪(´ε` )
そして、いつものラーメン屋にも寄ったり、寿司屋に行ってカウンターで寿司を食べてみたり、と福山グルメを満喫しています。
そして、11月は読書会!
今回は久々の実用書を課題図書にっ
「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」高井浩章著
こちらは、青春、推理、恋愛、実用書の性格を兼ね備えた本なのですが、著者が小学生の自分の娘に読ませようと思って書き始めた、というお話。
なので、堅苦しい話だったり、どうやったらお金を儲けられるのか、と言う話ではなく、世の中で「お金」というものはどんなものなのか、と言うことを一緒に考えていくようなお話|д・)
実用書では珍しく、あたたかい文章を感じるのは、自分の娘へのメッセージがたくさん含まれているからでしょうか??
あまり実用書を読まない、と言う方でも読みやすく、実用書を読み慣れている方は少し手応えの違う実用書として楽しんでもらえると思いますっ
''o(゚д゚o)
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PEAKPOINT ( https://bsmpl.official.ec/ )
いぶくろ聖志がプロデュースする日常を非日常へと連れていってくれるようなアイテムを集めたショップ。
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箏の演奏者のいぶくろ聖志です。
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メルマガのタイトル「日常のなかの非日常」は、今の僕のテーマともなっている言葉で、いつもと同じ毎日の中に何か「特別」を取り入れることでそこからの毎日は少し「特別な毎日」に変化していくと思います。
そんな、「小さな特別」を皆さまに提案したいと思っています''o(゚д゚o)
音楽だったり、洋服だったり、写真だったり、文章だったり。
昨日までは想像もしていなかったものを皆さまと一緒に楽しめる特別な明日を目指してっ
✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。
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珈琲時間
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月の初めはカフェで雑談をするような内容でお届けしたいと思います。
その名も「珈琲時間」
休憩時間にコーヒーでも飲みながらのんびりと読んでください。
今回も雑談のように色々なことを記していきたいと思います。
さて、2回目は「50年の重み」ということ。
ー50年前は最近?昔?
皆さんにとって、50年前というのは最近でしょうか?最近でしょうか??
ほとんどの人にとっては親の子供の時代の話なので、昔のことに感じるかもしれません。
50年も経つと色々なことが変化して、身の回りにあるものも大きく変わっていることでしょう。
今から考えると、1970年代ということになります。
ー1970年代はどんな時代??!
大阪万博が開催されて、黒猫のタンゴ、ドリフのズンドコ節が流行っていて、よど号ハイジャック事件があって、ビートルズが解散をした頃。
感覚的には、やっぱり大昔に感じます。
ー50年前は本当に昔なのか?
ところが、日本、という視点、文化、という視点で見るとどうでしょうか?
生活、という面では携帯電話もない頃からスマホを一人一台持っていて、レコードからハイレゾ配信まで進化しています。
文化、というところでは日本、というものを象徴するものは変わっていないものが多いのではないかと思います。もちろん、アニメ、漫画、ボカロ、など新しい文化の発信もありますが、侘び寂び、歌舞伎、相撲、着物、、、日本らしさ、と言われるものは今も50年前も共通点が多いのではないでしょうか?
ー世界が平均化していく過程で個性を保つということ
ほとんどの国では、YouTubeや、amazon primeやNETFLIXなどで同じ情報にアクセスすることができて、色々な情報を吸収できて、同じ時間軸を国を跨いでいても生きることができるようになってきています。
そこで、こんなことを調べてみます。着物の出荷金額(和装振興会研究報告書より)1.7兆円(昭和57年)から3000億円(おそらく現在ではもっともっと減少しているでしょう)まで減少しているようです。実に、17%までの減少。
邦楽器では箏の生産量が1970年の25,800から3,900(2019年の記事)まで減少しています。朝日新聞より
箏に関しては15%まで減少、三味線の生産量も19%まで減少、と似たような状況となっています。
50年の間に、日本の文化は80%も失われて行っているのです。
ー今までも起きていたこと
もちろん、今の時代に平安貴族の蹴鞠を楽しんでいる人は少ないでしょうし、十二単を着ている人もいないでしょう。
文化は移り変わるし、新陳代謝が行われるのは悪いことだとは思いません。
155年前までいた武士は今では一人もいなくなりました。
それでも、世界が同じ情報にアクセスできて、知識と経験が平均化されている現代だからこそ、それぞれの各国で育まれてきた文化をそれぞれが大切に保護していくことで多様性のある「面白い世界」を作り続けていくことができるんだと思っているのです。
日本が世界にも認められているゲームでも北欧神話など世界の伝承や文化を背景として独自の世界に昇華していたり、日本の史実や伝承を背景としている漫画も多くあります。
新しい日本らしさ、日本の文化から陸続きの未来を作らないと「面白い日本コンテンツ」というのがどんどん減っていってしまうのではないかと心配になってしまいます。
ー失われた技術の価値
職人が培ってきた技術の価値は計り知ることができないと個人的には思っています。
今の時代に残っていれば、製造として、芸術として、他の追随を許さないような技術も歴史の中で途絶えてしまっているものも多いのではないかと想像してしまいます。
着物も、多くの機屋が廃業してしまったりして、もう作れない生地も多かったり、そもそも糸を作る人がいなくなってしまって作れなくなったものもあると聞きます。
ー50年後の未来。
50年後の未来。
もしかしたら僕は見ることができないかもしれない未来。それでも、想像ができないほど遠くない未来。
そこには、箏の音がなっていてほしいと思うし、着物を着ている人がいてほしいと思う。
今よりも20%まで減少したら箏は年間で780面しか製造されないということ。
それは、実質的には絶滅してしまうことでしょう。
身分としての武士はいなくなっても、その精神や技術は各地に残されてはいます。
文化、というのは生きている、というのが大切だと思っていて、それは、生活の中にある、ということでもあると思います。
皆さまの生活の中で、日本、という文化が楽しみながら取り入れられるようなことを目指して''o(゚д゚o)
なんか、最近は色々と廃業の話を聞いたりしていて色々考えて調べてしまいました|_・)
日本の色々な産業を取り入れつつ、皆さんに紹介できるようにしていくつもりなので楽しみにしていてください(*'▽'*)
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最新の動画は箏二重奏の 「猿田彦」の演奏動画。
箏演奏者の人が家で合奏練習ができるように、 「練習動画」もアップしましたっ!
今回の動画は番外編として、僕のオリジナル作品をアップしたのですが。。。|_・)
今までに比べて人気がなさすぎて笑えます|_・)
この曲は 「木花咲耶」という譜面集に収録したものなのですが、文化箏で収録していたので、今回は箏で演奏していますっ
次回もめげずに自作自演をアップ予定です''o(゚д゚o)
お楽しみに~~~っ
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色々な質問にお答えしたり、要望のあったお店に出向いて行ったりと色々でしたっ(^ ^)
そして、福山での「フクヤマニメ」での演奏の様子や、福山グルメを堪能している様子なんかをphoto日記として公開していたりしますっ
この、プラッと歩いている時に「ビビビッ」ときた焼肉屋!!絶対、美味しいでしょう!と確信を持って次の日のランチで行ってみたら、やっぱり美味しかったのです~~~♪(´ε` )
そして、いつものラーメン屋にも寄ったり、寿司屋に行ってカウンターで寿司を食べてみたり、と福山グルメを満喫しています。
そして、11月は読書会!
今回は久々の実用書を課題図書にっ
「おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密」高井浩章著
こちらは、青春、推理、恋愛、実用書の性格を兼ね備えた本なのですが、著者が小学生の自分の娘に読ませようと思って書き始めた、というお話。
なので、堅苦しい話だったり、どうやったらお金を儲けられるのか、と言う話ではなく、世の中で「お金」というものはどんなものなのか、と言うことを一緒に考えていくようなお話|д・)
実用書では珍しく、あたたかい文章を感じるのは、自分の娘へのメッセージがたくさん含まれているからでしょうか??
あまり実用書を読まない、と言う方でも読みやすく、実用書を読み慣れている方は少し手応えの違う実用書として楽しんでもらえると思いますっ
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