乳また石としてのキリスト

――――――――――――――聖書の節（回復訳）――――――――――――
１ペテロ2:2　生まれたばかりの赤子のように、純粋な言葉の乳を切に慕い求め
なさい。それによって、あなたがたが成長して救いへと至るためです。(3節)あ
なたがたは、主の恵み深いことを味わったのですから。(4節)人には捨てられた
が、神には選ばれた尊い生ける石である主に来て。

―――――――――――――――務めの言葉―――――――――――――――
4節によれば、わたしたちは生ける石としてのキリストに来る必要があります。
しかし、彼に来る道は何でしょうか？　わたしたちは言葉の乳を飲むことによっ
て主に来ます。あなたが言葉から乳を飲んでいる時、それはあなたが主に来てい
ることであることを認識したことがあるでしょうか？　言葉の中の乳とは何でし
ょうか？　その乳は主ご自身です。こういうわけで、わたしたちが乳を飲む時、
主に来るのです。あなたには自分の食べる食物に来る何か別の方法があるでしょ
うか？　食物に来るあなたの方法は何でしょうか？　あなたはそれを食べること
によってそれに来るのではないでしょうか？　わたしたちはみな、それを食べる
ことによって食物に来ます。生ける石としてのキリストに来ることに関しても、
全く同じです。4節の「来る」という言葉は、飲むことと等しいのです。こうい
うわけで、わたしたちが乳を飲む時、主に来るのです。

わたしたちは指摘しましたが、ペテロは乳・キリストから石・キリストヘ飛び越
えているように見えます。これは、乳が石になることを暗示します。これはどう
してあり得るのでしょうか？　わたしたちには、これは不可能ですが、主には不
可能ではありません。なぜなら、彼はすべてを含んでおられるからです。すべて
を含む方として、キリストは乳であり、また石でもあります。わたしたちはキリ
ストのすべての面を使い尽くすことはできません。彼は乳であり、彼はパンです。
そして今わたしたちは、彼が石であることを見ます。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
新約聖書の節は、回復訳新約聖書(1996年版)から引用されており、務めの言葉は、
ウイットネス・リー著「ライフスタディ・ペテロの第一の手紙(一)」(1986年版)
メッセージ16から引用されています。いずれも日本福音書房から出版されていま
す。

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