パデセアメールマガジンVol.37 - カーボンフットプリント第1号認定商品 -
2009/11/06 (Fri) 12:30
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○○○ パデセアメールマガジンVol.37 ○○○
国内初のCO2「見える化」商品の発売
―カーボンフットプリント第1号認定商品―
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本メルマガは、弊社ホームページからのお申し込みがあった方、セミナー等に
参加されメルマガを希望された方に送付しています。メルマガの配信解除方法
は巻末をご覧ください。
今回のテーマは「カーボンフットプリント第1号認定商品」です。
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イオンは、10月17日から、「カーボンフットプリント」(以下CFP)を表示した
商品を、お歳暮贈答品として、イオングループ1259店舗とインターネットでの
販売を開始しました。販売される商品は、イオンのプライベートブランド
「トップバリュ グリーンアイ特別栽培米 あきたこまち4kg」、「トップバリュ
キャノーラ油ギフト」(サラダ油)、「トップバリュ スーパークリーンホワイト」
(粉末洗剤)」の3品目です。これらの商品は、経済産業省が実施しているCFP
制度試行事業において第一号商品として認定されたもので、国内で初めての販売
となります。
CFPは、「炭素の足跡」とも言われ、「どこ」で「どれだけ」CO2が排出された
かを「見える化」したもので、商品、サービスの原料調達から流通、消費、廃棄、
リサイクルまでのライフサイクルの各過程で排出された温室効果ガスの排出量を
CO2量に換算して商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです。
イオンが発売開始した商品に表示されているCO2量は、「トップバリュ グリーン
アイ特別栽培米 あきたこまち4kg」は6.3kg、「トップバリュ キャノーラ油ギフト」
は9.1kg、「トップバリュ スーパークリーンホワイト」は51.1kgとなっています。
その内訳を「トップバリュ グリーンアイ特別栽培米 あきたこまち4kg」でみると、
つくる段階:4.0kg、運搬・販売段階:1.0kg、使用・廃棄の段階:1.3kg、合計6.3kg
となっています。イオンでは今回の3品目のほか、パックごはん、電球・電気照明灯、
小型2次電池についてもCFP商品の発売を計画しています。
CFP制度試行事業は、平成20年7月に閣議決定された「低炭素社会づくり行動計画」
において、“CFPの試行的な導入実験を行い、その成果を踏まえ「見える化」された
商品や食品、サービスの普及促進を図る”とされたことを受けて、経済産業省は、
CFP制度試行に向けた様々な取り組みを実施してきました。平成20年度では、
CFP制度の基本ルールとして、CFP制度の指針となる「カーボンフットプリント
制度の在り方(指針)」の策定、商品・サービスごとに排出量の算定ルールを作成する
ための「商品種別算定基準(PCR:Product Category Rule)策定基準」の策定、
統一マークの決定、エコプロダクツ2008での試行品出展、試行品の試験販売などが
実施されました。
CFP制度試行事業において、CFPの表示を希望する事業者等がCFPマークの付与を
受けるまでの流れは以下の通りです。
(1)第一段階として、製品(商品・サービス)ごとのCFPの算定・表示に関する
ルールとなる「商品種別算定基準(PCR)」の原案策定計画の登録申請を行なう。
(2)登録されたPCR原案策定計画に基づいたPCR原案の認定申請を行なう。PCR原案は
試行事業事務局(社団法人産業環境管理協会)のHPでの意見公募などを参考に
修正、レビュー後、PCR委員会での審査を受ける。
(3)対象とする製品のPCRに基づきCFPを算定し、PCR委員会の検証を受ける。
算定結果が適当であれば、マークが付与され製品に表示・活用できる。
上記の流れの中で、イオンから申請された「うるち米(ジャポニカ米)」、
「菜種油」、「衣料用粉末洗剤」が、9月に試行事業におけるPCRの第一号として
認定され、今回の商品発売となりました。イオンのほか、現在、富士フィルムが
平板印刷用PS版、(社)日本印刷産業連合会が出版・商業印刷物、カルビーが
ポテトチップスについてPCR認定申請中です。そのほか、ガラス製容器、プラスチック
製容器包装、電子体温計・電子血圧計、ファイリング用品、プラスチック文具類、
金属文具類、筆記類、即席めん、インスタントコーヒー、米菓、キャンデー、
清涼飲料などの製品についてPCR原案策定計画が登録されています。
CO2排出量が商品やサービスに表示されることは、CO2排出量の「見える化」の
有力な一つの手段であり、それにより私たち消費者は、消費、使用、廃棄・リサイクル
段階の排出量を自覚し、排出量のより少ない商品の購買を選択することができます。
また、事業者にとっては、排出量の表示により、自らの地球温暖化防止対策を消費者に
アピールすることができ、低炭素社会における自社製品の競争力の向上につながること
になります。
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★「エコ検定対策セミナー公開コース」受付中
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10月から第7回の試験に向けて対策セミナーと演習問題を中心とした模擬テスト
&解説セミナーを実施します。お申込はパデセアHPから受付中です。
・エコ検定対策セミナー :11月28日(土)
・模擬テスト&解説セミナー:12月5日(土)
http://www.pdca.co.jp/ecoken/index.html
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★「エコ検定対策通信教育」「エコ検定eラーンング」受付中
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eco検定に向けて実力を知りたい方、セミナーに出る時間がとれない方、
場所的にセミナー参加が難しい方にお勧めします。
http://www.pdca.co.jp/ecoken/index.html
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★<参考:エコ検定試験情報>
※次回試験日は12/20(日)です。
試験の申込期間は本日11/6(金)までですので、ご注意ください。
詳細は東京商工会議所検定センターまで http://www.kentei.org/eco/index.html
株式会社 パデセア 代表取締役 黒柳要次
〒102-0083
東京都千代田区麹町2-12-13 LYNX麹町4F
03-5226-6721(TEL)/03-5226-6723(FAX)
http://www.pdca.co.jp
e-mail info@pdca.co.jp
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購読解除はこちら
http://pdca.co.jp/magazine/
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「トップバリュ グリーンアイ特別栽培米 あきたこまち4kg」、「トップバリュ
キャノーラ油ギフト」(サラダ油)、「トップバリュ スーパークリーンホワイト」
(粉末洗剤)」の3品目です。これらの商品は、経済産業省が実施しているCFP
制度試行事業において第一号商品として認定されたもので、国内で初めての販売
となります。
CFPは、「炭素の足跡」とも言われ、「どこ」で「どれだけ」CO2が排出された
かを「見える化」したもので、商品、サービスの原料調達から流通、消費、廃棄、
リサイクルまでのライフサイクルの各過程で排出された温室効果ガスの排出量を
CO2量に換算して商品やサービスに分かりやすく表示する仕組みです。
イオンが発売開始した商品に表示されているCO2量は、「トップバリュ グリーン
アイ特別栽培米 あきたこまち4kg」は6.3kg、「トップバリュ キャノーラ油ギフト」
は9.1kg、「トップバリュ スーパークリーンホワイト」は51.1kgとなっています。
その内訳を「トップバリュ グリーンアイ特別栽培米 あきたこまち4kg」でみると、
つくる段階:4.0kg、運搬・販売段階:1.0kg、使用・廃棄の段階:1.3kg、合計6.3kg
となっています。イオンでは今回の3品目のほか、パックごはん、電球・電気照明灯、
小型2次電池についてもCFP商品の発売を計画しています。
CFP制度試行事業は、平成20年7月に閣議決定された「低炭素社会づくり行動計画」
において、“CFPの試行的な導入実験を行い、その成果を踏まえ「見える化」された
商品や食品、サービスの普及促進を図る”とされたことを受けて、経済産業省は、
CFP制度試行に向けた様々な取り組みを実施してきました。平成20年度では、
CFP制度の基本ルールとして、CFP制度の指針となる「カーボンフットプリント
制度の在り方(指針)」の策定、商品・サービスごとに排出量の算定ルールを作成する
ための「商品種別算定基準(PCR:Product Category Rule)策定基準」の策定、
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実施されました。
CFP制度試行事業において、CFPの表示を希望する事業者等がCFPマークの付与を
受けるまでの流れは以下の通りです。
(1)第一段階として、製品(商品・サービス)ごとのCFPの算定・表示に関する
ルールとなる「商品種別算定基準(PCR)」の原案策定計画の登録申請を行なう。
(2)登録されたPCR原案策定計画に基づいたPCR原案の認定申請を行なう。PCR原案は
試行事業事務局(社団法人産業環境管理協会)のHPでの意見公募などを参考に
修正、レビュー後、PCR委員会での審査を受ける。
(3)対象とする製品のPCRに基づきCFPを算定し、PCR委員会の検証を受ける。
算定結果が適当であれば、マークが付与され製品に表示・活用できる。
上記の流れの中で、イオンから申請された「うるち米(ジャポニカ米)」、
「菜種油」、「衣料用粉末洗剤」が、9月に試行事業におけるPCRの第一号として
認定され、今回の商品発売となりました。イオンのほか、現在、富士フィルムが
平板印刷用PS版、(社)日本印刷産業連合会が出版・商業印刷物、カルビーが
ポテトチップスについてPCR認定申請中です。そのほか、ガラス製容器、プラスチック
製容器包装、電子体温計・電子血圧計、ファイリング用品、プラスチック文具類、
金属文具類、筆記類、即席めん、インスタントコーヒー、米菓、キャンデー、
清涼飲料などの製品についてPCR原案策定計画が登録されています。
CO2排出量が商品やサービスに表示されることは、CO2排出量の「見える化」の
有力な一つの手段であり、それにより私たち消費者は、消費、使用、廃棄・リサイクル
段階の排出量を自覚し、排出量のより少ない商品の購買を選択することができます。
また、事業者にとっては、排出量の表示により、自らの地球温暖化防止対策を消費者に
アピールすることができ、低炭素社会における自社製品の競争力の向上につながること
になります。
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★「エコ検定対策セミナー公開コース」受付中
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10月から第7回の試験に向けて対策セミナーと演習問題を中心とした模擬テスト
&解説セミナーを実施します。お申込はパデセアHPから受付中です。
・エコ検定対策セミナー :11月28日(土)
・模擬テスト&解説セミナー:12月5日(土)
http://www.pdca.co.jp/ecoken/index.html
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★「エコ検定対策通信教育」「エコ検定eラーンング」受付中
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場所的にセミナー参加が難しい方にお勧めします。
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★<参考:エコ検定試験情報>
※次回試験日は12/20(日)です。
試験の申込期間は本日11/6(金)までですので、ご注意ください。
詳細は東京商工会議所検定センターまで http://www.kentei.org/eco/index.html
株式会社 パデセア 代表取締役 黒柳要次
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