パデセアメールマガジンVol.88 ―2Rの取組強化等―
2013/07/05 (Fri) 12:30
○○○ パデセアメールマガジンVol.88 ○○○
第三次循環基本計画が決まる
―2R(リデュース・リユース)の取組強化等―
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循環型社会の形づくりを推進する第三次循環型社会形成
推進計画(循環基本計画)が5月31日に閣議で決定されました。
【経緯】
循環基本計画は、循環型社会形成推進基本法に基づき、
循環型社会を形づくるための施策を総合的・計画的に推進を
図るためのもので、概ね5年ごとに見直しが行われてきました。
環境省では、平成20年3月に策定された第二次循環基本
計画の見直しを中央環境審議会に諮問し、その結果を踏ま
えて5月31日に第三次循環基本計画が閣議決定されたもの
です。
【第三次循環基本計画の概要】
1.平成32年度に向けた新たな目標の設定
循環型社会を形づくるためには、どの程度の資源を採取、消費、
循環、廃棄しているのか現状を的確に把握し、その向上を図って
いく必要があります。
循環型社会の姿を表す三つの指標があります。それぞれ平成
32年度の目標を平成12年度比で設定しています。その一つの
「資源生産性」(産業や人々の生活がいかに物を有効に利用して
いるかを総合的に表す指標)は85%増を目標としています。他の
一つの「循環利用率」(経済社会に投入される資源全体量のうち
循環利用量の占める割合)は70%の向上、残りの一つ「最終
処分量」は70%の減を目標と掲げています。
平成22年におけるこれらの指標の推移を見ると、個別リサイクル
法の整備や国民や事業者の3Rの取組等により、最終処分量の
大幅削減が実現するなど、第二次循環計画で定めた目標は概ね
順調に推移しています。
2.主な取組の概要
最終処分量の削減などこれまで進めてきた廃棄物の量に着目した
施策に加え、循環の質にも着目した新たな施策を柱としています。
1.リサイクルに比べて取組が遅れている2R(リデュース・リユース)の
取組強化
・容器包装の削減・軽量化、長寿命製品の開発、リターナブル容器
の利用等に取り組んでいる事業者が社会的に評価される仕組み
づくりを進める
・リユースを主要な循環産業の一つとして位置づける
・2Rにビジネスベースで取り組む事業者等を支援する
2.使用済製品からの有用金属の回収
・小型家電リサイクル法を主要なリサイクル制度として定着するよう
地方公共団体等に対する支援を行う
3.有害物質を含む廃棄物等の適正処理システムの構築
・アスベスト、PCB等の有害物質を含む物の適正管理・処理体制の
充実を図る
・水銀に関する水俣条約を踏まえ、水銀廃棄物の適正な管理、
処分のあり方の検討を進める。
4.災害時の廃棄物処理システムの強化
・東日本大震災の教訓を踏まえ、現行の震災廃棄物対策指針を
全面的に見直し、新たな指針を策定する。
第三次循環基本計画では、天然資源の消費を抑制し、環境へ
の負荷をできる限り低減していくためには、リサイクルより優先順位
が高い2R(リデュース、リユース)を可能な限り推進することが重要
としています。リデュース、リユースの取組状況を調査するため、レジ
袋辞退率(マイバッグ持参率)、詰換・付替製品の出荷率、ビンの
リユース率等の推移をモニターすることになっています。
これまで循環基本計画は身近に感じられない存在でしたが、レジ
袋辞退、マイバッグ持参、詰換・付替製品の購入など、日常生活の
中でどのようにリデュース、リユースを推し進めていくかを見直す必要が
あります。
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☆通信教育「eco検定通信教育」受付中
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2013年度のeco検定試験に対応する「eco検定通信教育」を受付け中です。
http://www.pdca.co.jp/ecoken/correspondence.html
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☆eラーニング「eco検定試験対策web講座」受付中
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2013年7月のeco検定試験に対応する「eco検定試験対策web講座」(日建学院共同開催)
の受付が始まりました。( 日建学院HP)
http://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/eco/
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ご好評頂いてますeco検定試験向け参考書「eco検定ポイント集中レッスン」の
改訂第7版が5月8日に技術評論社より発行されました。
・「改訂第7版eco検定ポイント集中レッスン」
http://gihyo.jp/book/2013/978-4-7741-5700-9
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東京都千代田区麹町2-12-1 グレンパーク半蔵門303
TEL 03-5226-6721/FAX 03-5226-6723 email:info@pdca.co.jp
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推進計画(循環基本計画)が5月31日に閣議で決定されました。
【経緯】
循環基本計画は、循環型社会形成推進基本法に基づき、
循環型社会を形づくるための施策を総合的・計画的に推進を
図るためのもので、概ね5年ごとに見直しが行われてきました。
環境省では、平成20年3月に策定された第二次循環基本
計画の見直しを中央環境審議会に諮問し、その結果を踏ま
えて5月31日に第三次循環基本計画が閣議決定されたもの
です。
【第三次循環基本計画の概要】
1.平成32年度に向けた新たな目標の設定
循環型社会を形づくるためには、どの程度の資源を採取、消費、
循環、廃棄しているのか現状を的確に把握し、その向上を図って
いく必要があります。
循環型社会の姿を表す三つの指標があります。それぞれ平成
32年度の目標を平成12年度比で設定しています。その一つの
「資源生産性」(産業や人々の生活がいかに物を有効に利用して
いるかを総合的に表す指標)は85%増を目標としています。他の
一つの「循環利用率」(経済社会に投入される資源全体量のうち
循環利用量の占める割合)は70%の向上、残りの一つ「最終
処分量」は70%の減を目標と掲げています。
平成22年におけるこれらの指標の推移を見ると、個別リサイクル
法の整備や国民や事業者の3Rの取組等により、最終処分量の
大幅削減が実現するなど、第二次循環計画で定めた目標は概ね
順調に推移しています。
2.主な取組の概要
最終処分量の削減などこれまで進めてきた廃棄物の量に着目した
施策に加え、循環の質にも着目した新たな施策を柱としています。
1.リサイクルに比べて取組が遅れている2R(リデュース・リユース)の
取組強化
・容器包装の削減・軽量化、長寿命製品の開発、リターナブル容器
の利用等に取り組んでいる事業者が社会的に評価される仕組み
づくりを進める
・リユースを主要な循環産業の一つとして位置づける
・2Rにビジネスベースで取り組む事業者等を支援する
2.使用済製品からの有用金属の回収
・小型家電リサイクル法を主要なリサイクル制度として定着するよう
地方公共団体等に対する支援を行う
3.有害物質を含む廃棄物等の適正処理システムの構築
・アスベスト、PCB等の有害物質を含む物の適正管理・処理体制の
充実を図る
・水銀に関する水俣条約を踏まえ、水銀廃棄物の適正な管理、
処分のあり方の検討を進める。
4.災害時の廃棄物処理システムの強化
・東日本大震災の教訓を踏まえ、現行の震災廃棄物対策指針を
全面的に見直し、新たな指針を策定する。
第三次循環基本計画では、天然資源の消費を抑制し、環境へ
の負荷をできる限り低減していくためには、リサイクルより優先順位
が高い2R(リデュース、リユース)を可能な限り推進することが重要
としています。リデュース、リユースの取組状況を調査するため、レジ
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リユース率等の推移をモニターすることになっています。
これまで循環基本計画は身近に感じられない存在でしたが、レジ
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あります。
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