パデセアメールマガジンVol.8 カーボンオフセットの取組み
2007/10/05 (Fri) 15:00
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○○○ パデセアメールマガジンVol.8 ○○○
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本メルマガは、弊社ホームページからのお申し込みがあった方、セミナー等に
参加されメルマガを希望された方に送付しています。メルマガの配信解除方法
は巻末をご覧ください。今回のテーマは、カーボンオフセットです。
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「カーボンオフセット」の取組みが始まりつつあります
-年賀はがき、旅行でCO2削減に貢献―
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「カーボンオフセット」とは、日常生活や経済活動において避けることが出来
ないCO2の排出について、まずできるだけ排出量が減るよう努力を行い、どう
しても排出されるCO2についてその排出量を見積もり、排出量に見合ったCO2
の削減活動(植林、森林保護、代替エネルギーの開発や利用)に投資すること
により、排出されるCO2を埋め合わそうと言う考え方です。英国を初め欧州な
どでの取組みが活発であり、日本においても取組みが始まりつつあります。
「オフセット」は埋め合わせ、相殺を意味します。
カーボンオフセットは、2005年に英国の環境大臣が「飛行機を利用することで
発生する二酸化炭素を植林で相殺しよう」とよびかけたことが始まりです。
英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは2005年9月からカーボンオフ
セット事業を始めています。飛行機の運航に伴うCO2排出の埋め合わせをする
対策費の一部を搭乗者に負担してもらう仕組みです。渡航距離に応じて正規の
航空料金に寄附金が上乗せされて請求されるわけです。因みにロンドン・ヒー
スロー空港から成田空港往復17.43ポンド(3,490円)となっています。
日本における取組みも始まっています。以下、いくつか例を上げて見ましょう。
●カーボンオフセット年賀(地球温暖化ガス削減年賀はがき)
日本郵政公社が、11月にカーボンオフセット年賀(地球温暖化ガス削減年賀
はがき)を売り出します。
1枚55円のうち寄付金5円を京都メカニズムの仕組みの一つである「クリーン
開発メカニズム(CDM)」を活用して、二酸化炭素の削減プロジェクト(国
連承認済)を支援し、京都議定書で定められたマイナス6%達成のために役
立てようと言うものです。
●CO2ゼロ旅行
JTB関東は、旅行中に排出される二酸化炭素を算出し、自然エネルギーを購入
することで相殺する団体ツアー(CO2ゼロ旅行)を売り出しています。
関東JTBの資料によると学校や一般企業などの団体から3000名を超える申込み
があるといっています。
コース例として新幹線を利用して京都2泊3日の場合は、通常の料金に加算し
てグリーン電力代金、バッジ代等800円、及び1団体につき1枚のグリーン電力
証書代金5,000円をJTB関東に支払う仕組みです。JTB関東が預かった代金は、
自然エネルギー発電の維持拡大に利用されるとの事です。自然エネルギーと
して現在は群馬県伊勢崎市のバイオマスガスを利用するとJTB関東は言ってい
ます。
●カーボンオフセット募金
或るNGOが募集した募金です。 5,000円と1,000円の2種類あり、1,000円一口
3本のヒノキを1年間育てようというもので、CO2吸収量75kg、これはテレビ
を1日4.5時間見る1年間の排出量に相当すると計算しています。日常生活で出
てしまうCO2.。これを吸収する木を育てることによって埋め合わそうという
狙いです。
●カーボンニュートラルリース
三井住友銀リースが、建設機械や空調設備のリース料に二酸化炭素排出枠を
組み込んだ商品(カーボンニュートラルリース)を開発し8月から売り出した
ところ、企業から問合せが相次いでいるとの新聞報道があります。
上記のほか、或るNPOでは、プロ野球とJリーグサッカーの試合開催で排出される
二酸化炭素の排出量を産出し、その排出量に見合う「環境植樹」活動を通じて排
出した二酸化炭素を相殺する計画を進めています。
このように、日本においても「カーボンオフセット」の取組みが広がりつつあり
ますが、オフセットすれば排出削減努力をしないことが許容されるという誤った
考え方が流布する懸念や、イギリスにおいてオフセットするための削減活動が実
質的なCO2削減に結びついていない事例が指摘されていることから、環境省では、
日本におけるカーボンセットのあり方について検討を行なうため、有識者からな
る「カーボンオフセットのあり方に関する検討会」を設置し、政府の指針として
まとめる予定になっています。
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★エコ検定対策セミナー10月20日(土)11月14日(水)12月2日(日)東京開催★
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7月15日の第2回エコ検定試験前に4回(約140名)対策公開セミナーを開催しまし
た。第2回試験の全国平均合格率は51.5%でしたが、当セミナーを受講された方
の合格率は91%(アンケート回答)に達しています。
受講料:
(1)11,000円(エコ検定公式テキスト代を含んでいます)
(2) 8,400円(エコ検定公式テキストをすでにお持ちの方)
*参考書「eco検定ポイント集中レッスン」付き
http://pdca.co.jp/seminar/seminar.html
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★ エコ検定通信教育 ★
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エコ検定通信教育は、本番試験と同様の形式の実力確認問題3回、自由質問、
採点による弱点分析を通じ合格への実力をつけることができます。
受講料:
(1)10,790円(エコ検定公式テキスト代を含んでいます)
(2)8,160円(エコ検定公式テキストをすでにお持ちの方)
*参考書「eco検定ポイント集中レッスン」付き
http://pdca.co.jp/correspondence/index.html
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★ エコ検定eラーニング ★
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エコ検定のeラーニングを日建学院と共同開発しました。自宅のパソコンでの
7時間学習、実力確認問題70問(ネットで回答)ができます。配信期間中はID,
PWでいつでもログインし学習することができます。
受講料:
(1)7,350円(エコ検定公式テキストは含んでいません)
http://pdca.co.jp/e-learning/index.html
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株式会社 パデセア 代表取締役 黒柳要次
東京都中央区新川1-22-12ニッテイビル4F
TEL 03-5541-6281 FAX 03-5541-1166
email:info@pdca.co.jp
最近、ぶどうを1月に作ることが可能になり、もう少し早めれば秋にできるよう
になるとのことでした(笑)。旬産旬消を心がけたいものです。
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購読解除はこちら
http://pdca.co.jp/magazine/
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ないCO2の排出について、まずできるだけ排出量が減るよう努力を行い、どう
しても排出されるCO2についてその排出量を見積もり、排出量に見合ったCO2
の削減活動(植林、森林保護、代替エネルギーの開発や利用)に投資すること
により、排出されるCO2を埋め合わそうと言う考え方です。英国を初め欧州な
どでの取組みが活発であり、日本においても取組みが始まりつつあります。
「オフセット」は埋め合わせ、相殺を意味します。
カーボンオフセットは、2005年に英国の環境大臣が「飛行機を利用することで
発生する二酸化炭素を植林で相殺しよう」とよびかけたことが始まりです。
英国の航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは2005年9月からカーボンオフ
セット事業を始めています。飛行機の運航に伴うCO2排出の埋め合わせをする
対策費の一部を搭乗者に負担してもらう仕組みです。渡航距離に応じて正規の
航空料金に寄附金が上乗せされて請求されるわけです。因みにロンドン・ヒー
スロー空港から成田空港往復17.43ポンド(3,490円)となっています。
日本における取組みも始まっています。以下、いくつか例を上げて見ましょう。
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日本郵政公社が、11月にカーボンオフセット年賀(地球温暖化ガス削減年賀
はがき)を売り出します。
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ます。
●カーボンオフセット募金
或るNGOが募集した募金です。 5,000円と1,000円の2種類あり、1,000円一口
3本のヒノキを1年間育てようというもので、CO2吸収量75kg、これはテレビ
を1日4.5時間見る1年間の排出量に相当すると計算しています。日常生活で出
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狙いです。
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ところ、企業から問合せが相次いでいるとの新聞報道があります。
上記のほか、或るNPOでは、プロ野球とJリーグサッカーの試合開催で排出される
二酸化炭素の排出量を産出し、その排出量に見合う「環境植樹」活動を通じて排
出した二酸化炭素を相殺する計画を進めています。
このように、日本においても「カーボンオフセット」の取組みが広がりつつあり
ますが、オフセットすれば排出削減努力をしないことが許容されるという誤った
考え方が流布する懸念や、イギリスにおいてオフセットするための削減活動が実
質的なCO2削減に結びついていない事例が指摘されていることから、環境省では、
日本におけるカーボンセットのあり方について検討を行なうため、有識者からな
る「カーボンオフセットのあり方に関する検討会」を設置し、政府の指針として
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7月15日の第2回エコ検定試験前に4回(約140名)対策公開セミナーを開催しまし
た。第2回試験の全国平均合格率は51.5%でしたが、当セミナーを受講された方
の合格率は91%(アンケート回答)に達しています。
受講料:
(1)11,000円(エコ検定公式テキスト代を含んでいます)
(2) 8,400円(エコ検定公式テキストをすでにお持ちの方)
*参考書「eco検定ポイント集中レッスン」付き
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採点による弱点分析を通じ合格への実力をつけることができます。
受講料:
(1)10,790円(エコ検定公式テキスト代を含んでいます)
(2)8,160円(エコ検定公式テキストをすでにお持ちの方)
*参考書「eco検定ポイント集中レッスン」付き
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エコ検定のeラーニングを日建学院と共同開発しました。自宅のパソコンでの
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(1)7,350円(エコ検定公式テキストは含んでいません)
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株式会社 パデセア 代表取締役 黒柳要次
東京都中央区新川1-22-12ニッテイビル4F
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