<デザビレからのお知らせ10/19>
2005/10/19 (Wed) 12:20
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TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
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台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳です。
よくデザビレと比較される「世田谷ものづくり学校」で10月25日「廃校利用の
インキュベーションを考える」シンポジウムにスピーカーとして参加します。
ものづくり学校は、既に成長している企業や有名クリエーターが多数入居して
いるので、デザビレの将来像として参考にしたいと思っています。
当日は、施設内の見学や懇親会も予定されていますから、興味がある方はこの
機会に一緒に見学しましょう。詳細、申込みはこちらから。
http://www.r-school.net/cld/archives/2005/10/post_48.html
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■■■■今回のお知らせ■■■■
1)台東デザイナーズビレッジ ビジネスサポートセミナー(再掲)
「伊勢丹解放区」お客さまに目を向けた取り組み(顧客起点)について
10月21日(金)午後7時~午後8時30分
2)台東起業塾 受講生募集 (締切直前)
3)東京デザインマーケット開催 東京ビッグサイト10月25日26日
4)村長から 上手くいかない方法を続けても成果はでない
※ここで紹介する情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオリティ
を保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
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1)デザビレ・ビジネスサポートセミナー(再掲)
「伊勢丹解放区」お客さまに目を向けた取り組み(顧客起点)について
10月21日(金)午後7時から8時間30分
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いよいよ明日セミナー開催です。既に定員になっていますが、まだ若干名なら
参加可能です。20日一杯まで申込みを受け付けます。
日本の若手デザイナーの発掘、育成に先鞭をつけた伊勢丹解放区、スタートか
ら11年目になり、社会環境の変化に伴い大きくコンセプトを変えました。
現在新宿本店1F解放区で開催中の若手デザイナーのインキュベーションをご
覧になると、話がよりわかりやすくなるかと思います。
講師:株式会社伊勢丹 婦人第一営業部 解放区 小濱バイヤー
現在、伊勢丹は顧客起点に基づき業務に取り組んでおります。
それは、品揃えについても同様であり、解放区も例外ではありません。
解放区のような一見特殊に見えるお買場でも、顧客の関心に基づき品揃え
(デザイナーの選択)をしております。
その一方で、品揃えをしてみると、顧客の関心が高い(欲しい)商品を作っ
ているデザイナーが多くなり、全ては顧客起点でまわっている、そのサイク
ルをご説明させていただきたく、考えております。(小濱)
■日時 10月21日(金)午後7時開会(午後6時45分開場)
午後8時30分頃終了
■定員 50名 先着順
■場所 台東デザイナーズビレッジ 会議室
■詳細、お申し込みはこちらから
http://www.designers-village.com/event/051021/index.html
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2)台東起業塾 受講生募集 (締切直前)
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台東区役所からのお知らせです。
「台東起業塾」は、起業をして間もない方や起業を具体的に考えている方を対
象に、起業するうえで必要な実務的な知識を勉強していくセミナーです。
この機会に、起業のノウハウを学び、夢の実現に向けて一歩踏み出してみませ
んか!!
●会場 台東区役所10階 会議室
●日程及び内容
第1回 11月6日(日)9:30から16:30
「事業家になることを考える」「事業アイデアの作り方」
第2回 11月13日(日)
「事業の組み立て方」「グループディスカッション」
第3回 11月20日(日)
「事業計画書の書き方」「顧客開拓の仕方」
第4回 11月27日(日)
「経理・財務の仕組み」「ビジネスプランの発表」
●講師 (株)ヘッドクォーター 代表取締役 山内 英二郎 氏
●対象 区内在住、在勤者で、起業の具体的なアイデアがある方又は起業し
て間もない方
(台東区内での起業を考えている場合は、区内在住、在勤以外の方も
対象になります。)
※ただし、4回とも受講できる方
●定員 30名 ※申込多数の場合は審査選考のうえ決定します。
●参加費 3,000円
●申込方法 専用の申込書をご記入のうえ、郵送又はFAXでお申込くださ
い。PDFファイルはこちらからもダウンロードできます。
http://www.designers-village.com/support/index.html
●申込締切 平成17年10月21日(金)
●申込書請求・問合せ先
台東区役所 経営支援課 企業・人材育成担当
〒110-8615 台東区東上野4-5-6
電話(5246)1197 FAX(5246)1139
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3)東京デザインマーケット開催 東京ビッグサイト10月25日26日
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東京都からのお知らせです。(以下転載)
東京都では、平成17年10月25日、26日の二日間にわたり、中小企業と
デザイナーのための出会いと商談の場として、「東京デザインマーケット」を
開催します。
本マーケットでは、デザイナーから募集・選定した、日用雑貨、調理雑貨、家
具、文具、医療用品など、様々な分野にわたる優れたデザイン提案の試作品を
50点以上展示します。
会場内では、中小企業及びデザイナー双方からのプレゼンテーションも行ない
ます。
第2回目となる今回は、より多くの中小企業の方にご来場いただくため、
東京ビッグサイトにて「産業交流展2005」と同時開催とし、前回よりも規
模を拡大して行ないます。
また、産業交流展2005のメインステージでは、デザインセミナーを同時開
催します。
「売れなければ始まらない~マーケットを意識した中小企業の製品開発~」
講師:(株)マテリアルハウス取締役社長 新井秀雄氏
26日 午前10時15分~11時 産業交流展2005メインステージ
非鉄金属の卸売業として歴史を重ねてきた同社が、経営戦略にデザインを採り
入れた取組やその成果についてお話いただきます。
本マーケット及び説明会の詳細につきましては、
財団法人日本産業デザイン振興会のホームページをご覧下さい。
http://www.jidpo.or.jp/market/
また、「産業交流展2005」の詳細につきましては、
産業交流展2005実行員会ホームページをご覧ください。
http://www.sangyo-koryu2005.jp/
皆様のご来場をお待ちしております。
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4)村長から 上手くいかない方法を続けても成果はでない
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石の上にも3年、継続は力なり、等など「続けること」の美徳は日本人の心に
しっかりしみついているのですが・・・それが逆効果になることがあるかもし
れません。
私は創業期の事業構築の基本姿勢は「トライ&エラー&修正」だと思っていま
す。事業が小さいうちに、成果を生み出すための仮説を立てて、それを検証し
ていくのです。
簡単に言うと、何をやったら上手くいくのか、失敗したり、成功したりしなが
ら、自分なりの成功法則を見つけていこうということなのです。
(とは言っても、どのような方法もある程度まで積み重ねないと効果が出ない
ので、たしかに継続していくことは必要なのですが・・・)
ビジネスが上手くいかない、思い通りの成果が出ないと嘆きながら同じことを
続ける前に、「上手くいかない方法を、いくら続けても、成果は出てこない」
ことを認識して、少ない投資や労力でトライ&エラーを繰り返すのです。
効果的な方法が見つかったら、そこに重点的に力を注ぐのです。
例えば、製造業者にありがちなのが、サンプルが少ないとブランドの雰囲気が
わかってもらえないし、なによりバイヤーに購入してもらえないからと、盲目
的に商品点数を増やすことです。とにかく成功するためには絶対条件だとばか
りに、とにかくサンプル点数をどんどん増やしていくものです。
あれもできる、これも作れる、こんなのはどうかしら、ととにかく思いつくも
のをドンドン作ってしまうのです。
では、サンプルが増えれば本当に売れるようになるかというと・・・そういう
ものではありません。サンプルが多ければ売れるのなら、多くの製造業者はほ
っといても売れてしまいますよね。
でも売れないのはなぜか、それはブランドの価値が伝わらないからなのです。
価値が伝わらない方法で、点数が増えると、ブランドのイメージが混乱します。
安売り店の大量陳列みたいになってきます。何でもごちゃ混ぜにするバーゲン
会場と言ってもよいでしょう。それでは逆に価値が下がってしまいます。
もっと1点、1点の商品価値や、ブランドの価値を高める方法をとらなければ
ダメなのです。
しかし、ずっとものづくりを続けてきた職人さんに、ブランドイメージを作ら
ないと売れないですよとアドバイスしても、本人は「何をしたらよいか」わか
らないのです。というより「知らない」のです。
職人さんに「自分のつくっているものの特長は何ですか」と聞いてもわからな
いのです。
で、結局、このわからない職人さんは何をするかというと、ブランドイメージ
が伝わらないのは、デザインが良くないから、時代にあってないから、とデザ
インを変更させてまたサンプルを増やします。そうするさらに、デザインがば
らばらになってきて、余計にブランドイメージが不明瞭になるから売れるよう
にならないのです。
ということは、同じ方法を続けても成果は生まれないのです。
しかし、多くの場合
(1)思い込みが強くて、自社ブランドについての客観的な判断ができない。
(2)自社に都合が悪い情報は遮断し現実逃避する。(批判は聞かない)
(3)変化を嫌う。新しい方法をとることに不安を感じる。
今まで通りのやり方を継続するほうが効果的だと盲目的に信じる。
(4)成功体験が無い(もしくは成功体験を知る機会が無いので)、
どのような方法が効果的か知らない。
(5)成功に対する目標値が低く、圧倒的な成果を求めようとしない。
などの理由により、今まで通りの方法が継続されることが多いのです。
今まで通りのやりかたを続けるのは精神的に楽です。
「上手くいかないのは、根性が足りない」「上手くいかないのはまだまだ自分
が未熟だから」と考えるタイプは、同じことを継続したがるようです。
確かに自分を反省するのは必要ですけど・・・反省のピントがずれているので
すが、本人は気づかないのです。
気づかないから同じ方法をとってしまうのです。
気づかないから他の方法の必要性を感じないのです。
成果を生むためには、今までと違うやり方を試さなくてはいけないのです。
大きく変える必要はありません。小さくいろいろと試せばよいのです。
上手くいくと思える方法が見つかってから、そこに予算や資源、労力を重点化
していけばよいのです。一か八かの賭けにお金をつぎ込むのは賛成できません。
上手くいく方法が、自分でわからないなら、知人や関係者など客観的に判断し
てくれて、ビジネスを応援してくれる人に聞けばよいのです。
先日の台東区若手経営者セミナーの講師が「素直な人ほどビジネスが成功す
る」、「素直じゃない人は絶対成功したビジネス経営者にならない」というの
は、言っていました。
素直なこと=アドバイスを素直に受け入れること=新しいことにも積極的に
チャレンジするなのだそうです。
素直だからすぐに実行してみるのです。ダメなら辞めればよいのです。
やる前からあれこれと言い訳ばかり考える人は、おそらく経営者に向かないの
ではないでしょうか。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
転送歓迎。知り合いのデザイナーにも教えてあげてください。
バックナンバーはこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/bn/list.php?clientname=tdv&groupNo=all
配信停止・登録内容の変更・新規登録はこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/f/tf.php?id=tdv
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
http://www.designers-village.com
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
編集後記
本日の午後から、久しぶりに大阪に出張します。大阪繊維リソースセンターで
のセミナー講師をするためです。どうやって生活者のニーズやウォンツに対応
する商品を開発し、販売していくかがテーマです。
その一例として、GoogleやYAHOO!で「冷え性」と検索すると、一番最初に出て
くる冷え性ドットコム。これは私が岡山の肌着メーカーと一緒に立ち上げたサ
イトなのですが、冷え性で困っている人に、対応策を提供するというポリシー
なので、商品以外の情報も充実させています。(だから1日1万アクセスという
日)。女性の8割が冷え性というからマーケットはものすごく大きいのです。
誰もが不便さや不満を感じているところにビジネスチャンスがあるのです。
(鈴木)
TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
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台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳です。
よくデザビレと比較される「世田谷ものづくり学校」で10月25日「廃校利用の
インキュベーションを考える」シンポジウムにスピーカーとして参加します。
ものづくり学校は、既に成長している企業や有名クリエーターが多数入居して
いるので、デザビレの将来像として参考にしたいと思っています。
当日は、施設内の見学や懇親会も予定されていますから、興味がある方はこの
機会に一緒に見学しましょう。詳細、申込みはこちらから。
http://www.r-school.net/cld/archives/2005/10/post_48.html
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■■■■今回のお知らせ■■■■
1)台東デザイナーズビレッジ ビジネスサポートセミナー(再掲)
「伊勢丹解放区」お客さまに目を向けた取り組み(顧客起点)について
10月21日(金)午後7時~午後8時30分
2)台東起業塾 受講生募集 (締切直前)
3)東京デザインマーケット開催 東京ビッグサイト10月25日26日
4)村長から 上手くいかない方法を続けても成果はでない
※ここで紹介する情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオリティ
を保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
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1)デザビレ・ビジネスサポートセミナー(再掲)
「伊勢丹解放区」お客さまに目を向けた取り組み(顧客起点)について
10月21日(金)午後7時から8時間30分
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いよいよ明日セミナー開催です。既に定員になっていますが、まだ若干名なら
参加可能です。20日一杯まで申込みを受け付けます。
日本の若手デザイナーの発掘、育成に先鞭をつけた伊勢丹解放区、スタートか
ら11年目になり、社会環境の変化に伴い大きくコンセプトを変えました。
現在新宿本店1F解放区で開催中の若手デザイナーのインキュベーションをご
覧になると、話がよりわかりやすくなるかと思います。
講師:株式会社伊勢丹 婦人第一営業部 解放区 小濱バイヤー
現在、伊勢丹は顧客起点に基づき業務に取り組んでおります。
それは、品揃えについても同様であり、解放区も例外ではありません。
解放区のような一見特殊に見えるお買場でも、顧客の関心に基づき品揃え
(デザイナーの選択)をしております。
その一方で、品揃えをしてみると、顧客の関心が高い(欲しい)商品を作っ
ているデザイナーが多くなり、全ては顧客起点でまわっている、そのサイク
ルをご説明させていただきたく、考えております。(小濱)
■日時 10月21日(金)午後7時開会(午後6時45分開場)
午後8時30分頃終了
■定員 50名 先着順
■場所 台東デザイナーズビレッジ 会議室
■詳細、お申し込みはこちらから
http://www.designers-village.com/event/051021/index.html
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2)台東起業塾 受講生募集 (締切直前)
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台東区役所からのお知らせです。
「台東起業塾」は、起業をして間もない方や起業を具体的に考えている方を対
象に、起業するうえで必要な実務的な知識を勉強していくセミナーです。
この機会に、起業のノウハウを学び、夢の実現に向けて一歩踏み出してみませ
んか!!
●会場 台東区役所10階 会議室
●日程及び内容
第1回 11月6日(日)9:30から16:30
「事業家になることを考える」「事業アイデアの作り方」
第2回 11月13日(日)
「事業の組み立て方」「グループディスカッション」
第3回 11月20日(日)
「事業計画書の書き方」「顧客開拓の仕方」
第4回 11月27日(日)
「経理・財務の仕組み」「ビジネスプランの発表」
●講師 (株)ヘッドクォーター 代表取締役 山内 英二郎 氏
●対象 区内在住、在勤者で、起業の具体的なアイデアがある方又は起業し
て間もない方
(台東区内での起業を考えている場合は、区内在住、在勤以外の方も
対象になります。)
※ただし、4回とも受講できる方
●定員 30名 ※申込多数の場合は審査選考のうえ決定します。
●参加費 3,000円
●申込方法 専用の申込書をご記入のうえ、郵送又はFAXでお申込くださ
い。PDFファイルはこちらからもダウンロードできます。
http://www.designers-village.com/support/index.html
●申込締切 平成17年10月21日(金)
●申込書請求・問合せ先
台東区役所 経営支援課 企業・人材育成担当
〒110-8615 台東区東上野4-5-6
電話(5246)1197 FAX(5246)1139
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3)東京デザインマーケット開催 東京ビッグサイト10月25日26日
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東京都からのお知らせです。(以下転載)
東京都では、平成17年10月25日、26日の二日間にわたり、中小企業と
デザイナーのための出会いと商談の場として、「東京デザインマーケット」を
開催します。
本マーケットでは、デザイナーから募集・選定した、日用雑貨、調理雑貨、家
具、文具、医療用品など、様々な分野にわたる優れたデザイン提案の試作品を
50点以上展示します。
会場内では、中小企業及びデザイナー双方からのプレゼンテーションも行ない
ます。
第2回目となる今回は、より多くの中小企業の方にご来場いただくため、
東京ビッグサイトにて「産業交流展2005」と同時開催とし、前回よりも規
模を拡大して行ないます。
また、産業交流展2005のメインステージでは、デザインセミナーを同時開
催します。
「売れなければ始まらない~マーケットを意識した中小企業の製品開発~」
講師:(株)マテリアルハウス取締役社長 新井秀雄氏
26日 午前10時15分~11時 産業交流展2005メインステージ
非鉄金属の卸売業として歴史を重ねてきた同社が、経営戦略にデザインを採り
入れた取組やその成果についてお話いただきます。
本マーケット及び説明会の詳細につきましては、
財団法人日本産業デザイン振興会のホームページをご覧下さい。
http://www.jidpo.or.jp/market/
また、「産業交流展2005」の詳細につきましては、
産業交流展2005実行員会ホームページをご覧ください。
http://www.sangyo-koryu2005.jp/
皆様のご来場をお待ちしております。
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4)村長から 上手くいかない方法を続けても成果はでない
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石の上にも3年、継続は力なり、等など「続けること」の美徳は日本人の心に
しっかりしみついているのですが・・・それが逆効果になることがあるかもし
れません。
私は創業期の事業構築の基本姿勢は「トライ&エラー&修正」だと思っていま
す。事業が小さいうちに、成果を生み出すための仮説を立てて、それを検証し
ていくのです。
簡単に言うと、何をやったら上手くいくのか、失敗したり、成功したりしなが
ら、自分なりの成功法則を見つけていこうということなのです。
(とは言っても、どのような方法もある程度まで積み重ねないと効果が出ない
ので、たしかに継続していくことは必要なのですが・・・)
ビジネスが上手くいかない、思い通りの成果が出ないと嘆きながら同じことを
続ける前に、「上手くいかない方法を、いくら続けても、成果は出てこない」
ことを認識して、少ない投資や労力でトライ&エラーを繰り返すのです。
効果的な方法が見つかったら、そこに重点的に力を注ぐのです。
例えば、製造業者にありがちなのが、サンプルが少ないとブランドの雰囲気が
わかってもらえないし、なによりバイヤーに購入してもらえないからと、盲目
的に商品点数を増やすことです。とにかく成功するためには絶対条件だとばか
りに、とにかくサンプル点数をどんどん増やしていくものです。
あれもできる、これも作れる、こんなのはどうかしら、ととにかく思いつくも
のをドンドン作ってしまうのです。
では、サンプルが増えれば本当に売れるようになるかというと・・・そういう
ものではありません。サンプルが多ければ売れるのなら、多くの製造業者はほ
っといても売れてしまいますよね。
でも売れないのはなぜか、それはブランドの価値が伝わらないからなのです。
価値が伝わらない方法で、点数が増えると、ブランドのイメージが混乱します。
安売り店の大量陳列みたいになってきます。何でもごちゃ混ぜにするバーゲン
会場と言ってもよいでしょう。それでは逆に価値が下がってしまいます。
もっと1点、1点の商品価値や、ブランドの価値を高める方法をとらなければ
ダメなのです。
しかし、ずっとものづくりを続けてきた職人さんに、ブランドイメージを作ら
ないと売れないですよとアドバイスしても、本人は「何をしたらよいか」わか
らないのです。というより「知らない」のです。
職人さんに「自分のつくっているものの特長は何ですか」と聞いてもわからな
いのです。
で、結局、このわからない職人さんは何をするかというと、ブランドイメージ
が伝わらないのは、デザインが良くないから、時代にあってないから、とデザ
インを変更させてまたサンプルを増やします。そうするさらに、デザインがば
らばらになってきて、余計にブランドイメージが不明瞭になるから売れるよう
にならないのです。
ということは、同じ方法を続けても成果は生まれないのです。
しかし、多くの場合
(1)思い込みが強くて、自社ブランドについての客観的な判断ができない。
(2)自社に都合が悪い情報は遮断し現実逃避する。(批判は聞かない)
(3)変化を嫌う。新しい方法をとることに不安を感じる。
今まで通りのやり方を継続するほうが効果的だと盲目的に信じる。
(4)成功体験が無い(もしくは成功体験を知る機会が無いので)、
どのような方法が効果的か知らない。
(5)成功に対する目標値が低く、圧倒的な成果を求めようとしない。
などの理由により、今まで通りの方法が継続されることが多いのです。
今まで通りのやりかたを続けるのは精神的に楽です。
「上手くいかないのは、根性が足りない」「上手くいかないのはまだまだ自分
が未熟だから」と考えるタイプは、同じことを継続したがるようです。
確かに自分を反省するのは必要ですけど・・・反省のピントがずれているので
すが、本人は気づかないのです。
気づかないから同じ方法をとってしまうのです。
気づかないから他の方法の必要性を感じないのです。
成果を生むためには、今までと違うやり方を試さなくてはいけないのです。
大きく変える必要はありません。小さくいろいろと試せばよいのです。
上手くいくと思える方法が見つかってから、そこに予算や資源、労力を重点化
していけばよいのです。一か八かの賭けにお金をつぎ込むのは賛成できません。
上手くいく方法が、自分でわからないなら、知人や関係者など客観的に判断し
てくれて、ビジネスを応援してくれる人に聞けばよいのです。
先日の台東区若手経営者セミナーの講師が「素直な人ほどビジネスが成功す
る」、「素直じゃない人は絶対成功したビジネス経営者にならない」というの
は、言っていました。
素直なこと=アドバイスを素直に受け入れること=新しいことにも積極的に
チャレンジするなのだそうです。
素直だからすぐに実行してみるのです。ダメなら辞めればよいのです。
やる前からあれこれと言い訳ばかり考える人は、おそらく経営者に向かないの
ではないでしょうか。
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転送歓迎。知り合いのデザイナーにも教えてあげてください。
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*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
http://www.designers-village.com
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
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編集後記
本日の午後から、久しぶりに大阪に出張します。大阪繊維リソースセンターで
のセミナー講師をするためです。どうやって生活者のニーズやウォンツに対応
する商品を開発し、販売していくかがテーマです。
その一例として、GoogleやYAHOO!で「冷え性」と検索すると、一番最初に出て
くる冷え性ドットコム。これは私が岡山の肌着メーカーと一緒に立ち上げたサ
イトなのですが、冷え性で困っている人に、対応策を提供するというポリシー
なので、商品以外の情報も充実させています。(だから1日1万アクセスという
日)。女性の8割が冷え性というからマーケットはものすごく大きいのです。
誰もが不便さや不満を感じているところにビジネスチャンスがあるのです。
(鈴木)