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　　　　　　TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
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　　台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木淳です。

本日からジャパンファッションウィークが神宮絵画館前の特設テントを中心に
スタートします。設立20周年を迎えた東京デザイナー協議会による「東京コレ
クション」を中心に、繊維業界とデザイナーによるコラボレーションの「クリ
エーションビジネスフォーラム」や、各企業の個展なども同時開催されること
で、日本最大規模のファッションイベントとなります。

このイベントが契機になり、日本のファッション市場全体が元気になれば、若
手の新鮮な才能も求められ、活躍のチャンスも増えてくるので、私も大いに期
待しています。
私は、仕事でつきあいのあるいくつかのコレクションと展示、シンポを見に行
く予定です。

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■■■■今回のお知らせ■■■■

１）ジャパンファッションウィーク開催　一般公開イベントを紹介
　　10月31日（月）から11月9日（水）神宮絵画館前

２）東京デザイナーズウィーク2005開催
　　11月2日（水）から11月6日（日）神宮外苑周辺

３）「台東区製造業ガイド」ホームページのご紹介

４）ユニバーサルファッション展2005　＜新しい身体(からだ)＞
　　11月2日（水）六本木ヒルズ　ハリウッドホール

５）靴とバッグに関する調査報告講演会
　　11月10日(木）　芝公園メルパルク東京

６）村長から　　「信用」が無いとビジネスにつながりにくい

※ここで紹介する情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオリティ
を保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。

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１）ジャパンファッションウィーク開催　
　　10月31日（月）から11月9日（水）神宮絵画館前
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東京コレクションを主催してきた、東京デザイナー協議会の20周年を期に、世
界に向けて日本のファッションをアピールするために、主要なアパレル企業、
テキスタイルメーカー、百貨店、ファッション教育機関の代表が協力して本年
６月にファッション戦略会議を設立し、その下で、東京コレクションを含む
“Japan Fashion Week in Tokyo” (JFW)を開催することになりました。

　　http://www.jfw.jp/ja/index.html
■会期：10月31日（月）から11月9日（水）

多くのイベントは招待者限定ですが、一般でも参加できるものをご紹介します。

■クリエーションビジネスフォーラム（一般公開）
　　http://cbf.smrj.go.jp/designer_sozai.html
１）デザイナー・素材連携企画展
　■日時：10月31日（月）～11月9日（水）10:00～18:00
　素材の「匠」と連携するクリエーションの世界。日本の著名なテキスタイル
　デザイナー等が世界的な「匠」の技術を誇る素材メーカーと連携し共同で行
　うものづくりのモデルとなる姿を展示する。
　　・須藤玲子　株式会社布（NUNO）取締役デザインディレクター
　　・皆川明　ミナペルホネンデザイナー
　　・皆川魔鬼子　HaaT　 by(株)イッセイミヤケ　トータルディレクター

２）デザイナー・素材コラボレーション作品展（一般公開）
　■日時：11月3日（木）から11月5日（土）10:00から18:00
　これまでのCBFに参加したデザイナーが、素材（生地）の製品イメージを発
　想させるために制作した製品見本を展示。
　■参加デザイナー名
　　安達稔／伊藤弘子／宇津木えり／片岡貴志／木下美伽／小篠ゆま
　　佐藤ひさこ／杉本ちゆき／畠山巧／本間遊／真木喜久子

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２）東京デザイナーズウィーク2005開催
　　11月2日（水）から11月6日（日）神宮外苑周辺
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上記のジャパンファッションウィークと連携して開催されるインテリアや工業
デザイン、グラフィックデザイン等の総合的なイベント。

（以下デザイナーズウィークホームページから引用）
神宮外苑中央会場には、UK発のインテリア見本市「100% Design」が日本初上
陸。5日間だけの巨大テントパビリオンが出現します。同時に、コンテナ空間
に企業ブランディングを視覚化した「コンテナ展」、若き才能がデザインの未
来を予言する「学生作品展」のほか、インテリアショップのイチ押しを集めた
「Totteoki展」、「20周年記念フォーラム」、「ミュージックイベント」な
ど、多彩なイベントが目白押しです
■日時：11月2日（水）から11月6日（日）まで
■場所：神宮外苑および青山周辺
■詳細は
　　http://www.c-channel.co.jp/japanese/tdw/index.htm

■同時開催のデザインタイドの紹介はこちらから
http://www.designtide.jp/jp/index.html

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３）「台東区製造業ガイド」ホームページのご紹介
　　製造業者のデータベース
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デザイナーの皆さんから、製造業者のご紹介依頼を受けることが多くなりまし
たが、台東区では区内の製造業の企業をご紹介するデータベースを公開してい
ます。各企業の事業内容、製品に関すること、設備・機械、自社ＰＲ、製品の
写真など盛りだくさんの情報を掲載しています。ぜひ、取引先の拡大や事業の
パートナー探しにご活用下さい。

※一部掲載内容と現在の事業内容が異なる場合があるようです。ご確認下さい。

問合せの際は、台東区製造業ガイドで見たこと、会社名・業務内容、問合せし
たい内容等についてキチンと伝えるようご配慮下さい。

https://s.blayn.jp/sm3/mng/cc/fw.php?i=tdv&c=12&n=XXXX

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４）ユニバーサルファッション展2005＜新しい身体(からだ)＞
　　11月2日（水）六本木ヒルズ　ハリウッドホール
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人にやさしいファッションを普及させる活動をしているNPO法人ユニバーサル
ファッション協会による展示会です。本年も六本木ヒルズハリウッドホールで
開催します。ぜひお越し下さい。

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新しい身体に挑戦するデザイナーたちの動きが目立っています。
曲がった腰、刻まれた皺、緩慢な動作。
美しさは、細くて長い身体だけのものなのか。
そんな問いに答えようとするクリエーターたちの挑戦が
次々と新しいデザインを生み出しています。
着やすく、心地よく、そして何より美しく、
という思いを託した作品をお楽しみください。
■特別展示
・「Y-dress？」Ａ．Paszkowska（ベルギー）
・「Afa （アファ）」真砂三千代

■セミナー　14:00～15:00 「これからのユニバーサル」
パネリスト ： 今井啓子ＵＮＩＦＡ名誉会長・織田晃ＵＮＩＦＡ理事長
小西良幸（デザイナー）・研壁宣男（「support　surface」デザイナー）
真砂三千代（「Ａｆａ」デザイナー）

■東京クリエーターズコレクション2005
デザイナー研壁宣男さんの立体裁断術を駆使した作品や、「ファッション・デ
ザインコンテスKOMATSU２００５」入賞作品（ユニバーサルファッション協会
賞など）をご紹介。

■日時 ：11月2日（水）10:00から18:00
■会場 ：ハリウッドホール [六本木ヒルズ ハリウッドプラザ内]
http://www.roppongihills.com/jp/map/facilities_map/index.html
日比谷線六本木駅に近い建物です。
東京都港区六本木6-4-1ハリウッドプラザ5F

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５）靴とバッグに関する調査報告講演会
　「消費者が望む靴・バッグは？」～購入・所持・使用・トラブルの実態～
　　11月10日(木）　芝公園メルパルク東京
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日本衣料管理協会が、靴とバッグに関する調査報告講演会を下記により開催し
ます。商品企画や販売促進のアイデアを得るために役立つ内容です。資料だけ
でも十分に参加費の元が取れる充実した内容です。

■プログラム
　　１）靴とバッグに関する調査結果とその活かし方について
　　　　講師：大橋正男氏（日本衣料管理協会・調査部会専門委員）
　　２）靴による健康被害と当調査の意義について
　　　　講師：田中尚喜氏（東京厚生年金病院リハビリテーション室技師長）

■日時：平成17年11月10日(木）13：30から16：00
■会場：メルパルク東京　5階『瑞雲』東京都港区芝公園2－5－20
■参加費：3000円（調査報告書含む）

■申込み要領
　電話・FAX・メール等で、①氏名、②企業名、③連絡先住所TEL番号を伝え、
　下記にお申し込みください。参加お申し込みの方へは略図と参加費請求書を
　送付します。
社団法人　日本衣料管理協会
〒105．0011東京都港区芝公園2-11-13-205　　
TEL O3－3437－6416　　　FAX O3－3437－3194　　
メール：jasta@mtb.biglobe.ne.jp

■報告書の概要
　社団法人日本衣料管理協会の加盟大学で養成する衣料管理士（TÅ：テキス
　タイルアドバイザー）は、繊維業界の企画・販売・品質保証・顧客対応等の
　業務で活躍しています。本協会では、TA資格取得に必要な「消費者調査
　法」授業の一環として、本年1月、衣料の消費実態調査とともに『靴とバッ
　グに関する調査』を実施し、このたびその結果をまとめました。
■女性ヤング（女子大生）522名　中高年女性483名　中高年男性460名
◆消費者が靴とバッグを購入するとき重視することはなにか
◆使用段階で靴とバッグにどのようなトラブルが起こっているのか
◆消費者は、今後、欲しいと思っている靴とバッグはどのようなものか
　などを始め、靴とバッグの購入・所持服用・トラブル・廃棄の実態を調べた
　もので関係業界には商品企画や品質設計の基礎資料として珠玉のデータにな
　るものと確信いたします。

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６）村長から　　「信用」が無いとビジネスにつながりにくい

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創業期のブランドの多くは「イメージ」にはこだわるのに、「信用」を軽く考
えているように感じてしまいます。

私は、「信用」はビジネスをする上での基礎・基盤だと思っています。最初の
段階での信用というのは「取引しても大丈夫だという安心感」です。
ただでさえ創業期のブランドは、既存企業に比べれば、キチンと取引できるか
不安を感じさせてしまいます。この不安を取り除くだけの「圧倒的な商品力」
があるか、もしくは「不安を解消する」か、どちらかが無いとビジネスに結び
つきにくいのです。

では、みなさんは、この不安を取り除くために配慮しているでしょうか？

例えば、名刺を見ただけでも
　　・プリンターで出力したものをいい加減に切っている→仕事がいい加減
　　・ぺらぺらの薄い紙→お金が無いの？
　　・パソコン標準のゴチックとか使っている→こだわりが低い
　　・住所が書いてない→本拠地が無い→ビジネスには不適
　　・携帯電話番号しかない→本拠地が無い→ビジネスには不適
　　・名刺の隅が折れているのを渡す→相手への配慮に欠ける
　　・文字が小さすぎて読めない→ビジネスする気があるの？
等などでから、その背景を連想されるので、不安を感じさせてしまうのです。

展示会に出展しているのに、
　　・販促ツールがしっかり作られていない→ビジネスの体制が整っていない
　　・装飾展示が貧弱→良く見せるこだわりが低い→ビジネスの意識が低い
　　・商品のボリュームが少ない→始めたばかり→ビジネス経験が浅い
　　・手作り感覚の商品だけ→納期が不安
　　・取引条件が不明確→納期が不安
　　・サンプルの仕上がりが汚い、しわが多い→品質が不安
　　・ブランドのロゴが紙1枚の掲示→ブランドイメージを大事にしない
　　・挨拶が満足にできない→客に対する意識が低い

展示会後にネットで検索しても、
　　・ブランド名が出てこない→実績不足
　　・ホームページはあるが更新されていない→ビジネスも停滞？
　　・ホームページのセンスが悪い→服作りもセンスが悪いのでは？
　　・デザイナーのプロフィールが無い→怪しい
　　・電話などの連絡先が記載されていない→怪しい
　　・本拠地が記載されていない→怪しい
※このあたりはネット通販を利用するときの自分の心理を考えればわかるでし
ょう。

名刺や展示会に限らず、販促ツールやホームページ等、電話での対応、直接の
打ち合わせなど顧客との接点になる場面を全て考えていくと、不安を取り除く
ためには、やるべきことがたくさんあることがわかります。
少なくとも自分のブランドが不安を解消できているか、についてはしっかり把
握しておく必要があるでしょう。（どうしても改善できない部分については、
相手に指摘されるまえに、こちらから理由を伝えておきます。）

現在のように、星の数ほどブランドがあり、たくさんの商品がある状況だと、
不安を感じるブランドとわざわざ取引する必要は無いのです。

さて、「展示会に出れば信用がつく」と言われますが、これはバイヤーに対し
て「展示会に連続で出られるぐらいの企業力がある」ということを示すことが
できるということです。
しかし、展示会に出るための費用や労力に投資をしすぎて、信用を高めるため
の準備に手が回らないようでは本末転倒です。他の部分がみすぼらしくては、
せっかくの出展料が無駄になってしまいます。

そのためには、お金をかけない範囲で、信用を高める方法を実践していっては
どうでしょうか。どの方向から見られても、不安を感じさせない体制を徐々に
でも作り上げるのです。
この準備ができないままに、展示会来場者と接触しても、出展料を払っている
のに、細かい部分で不安を感じさせると言うチグハグな印象を与えてしまいま
す。またバイヤーが展示会後にネットや資料で与信を確認する際に、不安を解
消し、信用を高める体制になっていなければ、取引の優先順位を下げられます。

逆に、展示会に出なくても、きっちりとツールやホームページを作ってビジネ
スに対する取り組み姿勢や体制を理解してもらうことで、直接の売り込みをき
っかけに取引をしてもらうことは可能です。

ブランドや商品のイメージを考えることは重要ですが、それは事業者の「信
用」という土台の上に作られるものです。この土台が無ければ、イメージも活
きてこないのです。

ベンチャービジネスで絶対成功しようという人は、まず信用を高めるために、
事務所を借りて所在地を明らかにし、電話秘書代行を頼んで電話には必ず対応
できるようにして、しっかりした名刺を作り、法人化していって、メインバン
クを作り、マスコミにもたびたび登場して、と信用を高める努力をしています。
これはおそらく、ベンチャー志向の人は、ある程度企業でビジネスのルールを
学んできたので、「信用」を得ることがビジネスにおいて不可欠だということ
を知っているからだと思います。

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転送歓迎。知り合いのデザイナーにも教えてあげてください。

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*発行者　鈴木 淳　 jun suzuki
*ファッション創業支援施設　台東デザイナーズビレッジ 村長
　　suzuki@designers-village.com
http://www.designers-village.com
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室）
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編集後記
先日見学した世田谷ものづくり学校は、創業支援施設というよりも、新たなコ
ミュニティ（地域のにぎわい）を創出する施設のように感じられました。地域
の財産である中学校跡地にオフィスを構えているので、地域に対してにぎわい
創出で貢献するという「ギブ＆テイク」の考え方があるのです。
松村校長からは、いかに地域貢献を重視しているかということ、そのために入
居者にイベント開催やワークショップの講師等を通じた地域貢献活動を義務付
けていることなどをお聞きしました。
デザビレも地域産業活性化という目的で設立されていますから、改めて地域の
ために何ができるのかを考えていきたいと思います。
何か良いアイデアがあればぜひお聞かせください。（鈴木）