<デザビレからのお知らせ 03/15>
2006/03/15 (Wed) 09:00
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TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
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こんにちは、台東デザイナーズビレッジの村長 鈴木です。
3月16日の午後9時15分から、NHK総合の「難問解決!ご近所の底力」という番組
でデザビレが紹介されます。(既に撮影済)空き校舎の活用方法がテーマです。
その番組でデザビレは地元産業と連携して、将来有望なデザイナーを育てる施
設として紹介されます。デザビレからは私と、101号室kanmi.の石塚さん(とそ
の内職さん)、209号室inf.design officeの渡辺さんが出演します。
ロケのVTRでは102号室棕(しゅろ)の宇南山さんも。
私はスタジオで妙にテンションがあがりながら、入居者の商品を紹介しました。
(いわゆるプレゼンテーションモードですね)
3時間のスタジオ撮影プラス、3箇所のロケ数時間をを45分に縮めるそうで、どの
程度紹介されるのかわかりませんが、お時間があれば見てください。
3組目、最後の妙案として登場です。
http://www.nhk.or.jp/gokinjo/
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■■■■今回のお知らせ■■■■
1) JAPAN FASHION WEEK開催 3月17日~24日
2)NPO法人ユニバーサルファッション協会定例会 3月16日
「06-07秋冬パリコレクションに見るユニバーサルファッションの行方」
~“新しい身体”を探るデザイナーたち~
3)ミラノで活躍する日本人が主催する合同展UPSIDE
アーティストゾーンでの出展者を募集
4)ブログ紹介「ファッション記者は見た!」
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
5)村長から そのブランドらしさって
※ここで紹介する一般情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオリ
ティを保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
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1) JAPAN FASHION WEEK開催 3月17日~24日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
東京コレクションに、シンポジウムや、テキスタイルの展示会等のファッション
関連イベントが連携して日本のファッションを世界にアピールする日本ファッシ
ョンウィークに衣替えして2回目。
今回も多くのデザイナーのショーが開催されます。
新聞でいろいろ紹介されるでしょうから、あえて多くを語りません。
本日15日までチケットプレゼントをしているようです。
http://www.jfw.jp/ja/index.html
以前デザビレで講師をしてくれた宇津木えりさんがmercibeaucoup(メルシーボ
クー)というブランドで東京コレクションに復帰します。楽しみです。
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2)NPO法人ユニバーサルファッション協会定例会 3月16日
「06-07秋冬パリコレクションに見るユニバーサルファッションの行方」
~“新しい身体”を探るデザイナーたち~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ファッション業界最大のNPO団体、人にやさしいファッションの普及を図る
「ユニバーサルファッション協会(UNIFA」)の3月度定例会が開催されます。
今回の講師はUNIFA織田晃理事長(WWD編集委員)による最新パリコレ報告。
織田さんのコレクション報告は、いわゆるスタイリングだけに留まらず、
ブランドやデザイナーの狙いや考え方にまで踏み込む鋭い切り口で人気です。
2月26日から3月6日まで行われた06-07年秋冬パリコレクション。
現在ではパリコレの情報がいち早く日本にも伝わり、アパレル各社が商品の参考
にするとともに、マーケットにも影響を与えています。さらに、ここ数年パリコ
レでも顕著な動きである「モデルのような美しさ」に対する問題提起を図り、年
齢、体型、人種などの垣根を越えた「新しい美しさ」を提案するデザイナーの動
向をコレクションの映像を交えながら紹介してくれます。
コレクション写真だけではわからないリアルな報告をぜひお聞きください。
■日時 3月16日(木)午後7時~8時
■会場 エファップ・ジャポン
東京都渋谷区恵比寿2-36-13広尾SKビル5F
http://www.mieefapjapon.com/mej/school/access.html
■受講料 5千円(学生は千円)
会員になれば年10回程度のセミナーに無料参加できます。
年会費(個人1万2千円 学生3千円)
■次回予告 4月度は24日オンワード樫山の新パターンについて
■ホームページ http://www.unifa.jp/
問合せは私 鈴木まで15日中に
info@designers-village.com
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3)ミラノで活躍する日本人が主催する合同展UPSIDE
アーティストゾーンでの出展者を募集
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ミラノコレクションの会期中、ミラノの目抜き通り沿いの明るい会場で、新進ブ
ランドが集まる合同展が「UPSIDE」開催されます。欧州のメディアからも熱い注
目を集めている話題の合同展です。
同展示会では、アーティストゾーンに出展する日本人アーティストを募集してい
ます。
世界で活躍したい、海外で評価を受けて日本に逆輸入されるようになりたい、
などの希望を持つアーティストにはビッグチャンスです。
http://www.upsidemilano.com/jp/
以下はUPSIDE日本事務局の上武さんから
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■次回開催 9月28日から10月1日の予定。
■通訳 デザイナー2~3人に1人、現地在住日本人の通訳がつきます。
■特別出展 アーティストゾーンは通訳料込みでEUR550+消費税。
(通常 EUR1850 (EUR1750+EUR100通訳料)+EUR100(初回参加料)+20%消費税)
前々回はvataruくんという日本のカバンデザイナー (http://vataru.com/)が出
展したのですが、現地のelleや vogueに大受けしていました。現地で舞台美術を
やっている人などからも声をかけられていたので、現地販売はできなくても、モ
ノがおもしろければ海外進出のいい機会になります。
メディア受けのいい展示会なので、宣伝効果もあると思います。
他にオプションとして、私から「イタリアに行くには..」のアドバイス。
必要に応じて航空券やホテル情報の提供もしています。1~2日くらいは現地
で一緒に食事に行き、解説付きでおいしいものを食べられるようにしてあげたり
もしてますし。いまやツアコンもできるジュエリーやさんになりつつあります。
前回、会場でイラストを展示していたのはこんな人です。参考まで
http://kubotanillust.blog11.fc2.com/blog-category-13.html
■まず詳細を聞いてみたいという方は下記までメールを
UPSIDE日本事務局 担当 上武香織
///////////////////////////////////////////////////////
Kaori Uetake - UPSIDE JAPAN
info-japan@upsidemilano.com
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4)ブログ紹介「ファッション記者は見た!」
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本繊維新聞の編集部記者数名によるブログです。記者の取材力を生かして、い
ろいろな企業や人を紹介しています。さらに取材の裏側やリアルな業界情報など
も紙面にはない気楽さ?で書いているのがおおいに好感が持てます。
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
http://blog.livedoor.jp/nissenweb/
できるだけコメントやトラックバックしてあげると、編集(Y)さんが喜びます。
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5)村長から そのブランドらしさって
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
戦略がなんだ、マーケティングがどうした、ということをいくら検討しても、フ
ァッション関連ビジネスの場合は、やはり「魅力」や「個性」があるかどうかが
ビジネスの成否を分けるものではないかと思います。
この魅力や個性というのを引き出す源になるのが前回説明した
1)お客様が求めている
2)自分の強みが活かせる
3)自分が熱中できる
4)オンリーワンのものがある
の4つなのですが、ビジネスモデルとか、ブランドコンセプトという難しい言葉
を使わなくてもこれら4つの要素がブランドや商品に魅力や個性を与えてくれる
ことは、何となく理解してもらえるのではないかと思います。
さて、今回もとても抽象的な話で。
ファッション好きな方なら、店頭にある商品を見て「これは○○○ブランドっぽ
い」とか「これは○○○ブランドが得意そうなデザイン」のように、元になるネ
タが思い浮かぶ場合があるかと思います。
そこにある「ブランドらしさ」って言葉にしようとしても難しいのですが、何と
なく雰囲気でって伝わっているのだと思います。
元ネタとして思い浮かぶブランドって、人気だったり、好きだったり、知人が作
っていたりというように自分にとっての関心があるということもありますが、そ
れ以上に、デザインやブランドのイメージ、雰囲気などの「個性」が際立ってい
るはないでしょうか?
デザイナーの場合、自分が作った商品を見た人が「あなたの商品って○○○の影
響をうけてますよね」とか「○○○ブランドが好きじゃないですか」と言われた
こともあったかもしれません。言った本人は何となく他のブランドに似ているな
ら本家のほうが価値があるよね、なんて思われているかもしれません。
逆に、他の商品を見た人が、「これは○○さんのブランドっぽい」と元ネタにし
てくれるなら、自分のブランドの個性がついてきたのかもしれません。
デザビレでも、個性があると、周りの人が「これ○○○さんのイメージだから買
ってみたの」と言って雰囲気があう小物をもらったりするデザイナーがいます。
ということを考えるとブランドの個性って、「○○○らしさ」というものをお客
さんに感じさせることができるかどうかということではないでしょうか?
たくさん商品があって、毎回展示会でも新商品を打ち出しても、なぜかそのブラ
ンドらしさって何かがわかりにくブランドもあります。
エレガントで端正なデザインをしていたと思ったら、次のシーズンにはナチュラ
ルな雰囲気の商品が加わり、次のシーズンは派手できらびやかな商品が加わると
いうように、毎回新しいことにチャレンジしていることはわかるのですが、なぜ
か一貫性を感じられないのです。
もしかするとトレンドをいち早く察知して、そのエッセンスを取り入れているの
かもしれませんが、チグハグな印象です。
どうしても毎シーズン同じお客様が購入してくれるとは思えません。購入者がリ
ピーターになるには、ブランドの核となるイメージ、柱となるデザインが無いの
です。悪く言うと「何でもあるけど、みんな中途半端」っていう感じです。
だから、全然別のブランドの商品をいきなり持ってきて、一緒に並べても、どれ
が違うブランドのものか判断がつかないかも・・・
これは、ブランドの全体像や、お客様からどのように見られているか、というこ
とを、客観的な視点で見つめなおさないと気がつかないのかもしれません。
近視眼的に、商品のパーツばかりにこだわったり、毎々自分にとって新鮮なもの
を作ろうとするからバラバラになるのですね。
(これは若手に限らず業界何十年の人でも、お客様が欲しがるものではなく、
自分にとって新鮮に見えるものを作っていくうちに、だんだんマーケットとかけ
離れることがあります。)
※しかし、一見デザインがバラバラに見えても、ブランドの理念(例えば環境配
慮とか、社会的メッセージ)でブランドらしさを出している場合もあるので、
いちがいにデザインがチグハグだから悪い、ということではありません。
逆に「個性がある」「○○○らしい」と評価されるブランドの場合、それまでの
シーズンの延長上に新たなデザインが加わります。商品を見ることでどんなお客
様がリピーターなのか、だんだんイメージがはっきりしてきます。
商品の個性がお客様像をイメージさせ、お客様像が商品をイメージさせる、とい
う循環ができます。→このような状態だとブランド構築がウマくいっているので
しょうか。
まずは「自分らしい」とか「自分のブランドらしさ」って何かしらと、悩んでみ
るのもいいのではないでしょうか?
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
メルマガで紹介してほしいことがあればメールください。
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*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
デザビレhttp://www.designers-village.com
個人ブログhttp://blog.livedoor.jp/tdv001/
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
編集後記
40名弱の申し込みをいただいた「ファッション雑貨の商品撮影」ワークショッ
プですが、12名の参加者で無事終了しました。デジカメでもホワイトバランスや
露出の調整でイメージに近づけたり、トレペで光を和らげ、レフ版で明るくする
などの具体的なテクニックも教えていただきました。
個別の質問にも丁寧に答えていただき、時間が足りなくなってしまうほどでした。
ちなみに「先生がかわいらしい」「楽しい」という評判でした。
皆さんのご要望があれば、今度はアクセサリーとかアパレルとかの分野別で開催
してもよいかも、と思っています。
(鈴木)
TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
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こんにちは、台東デザイナーズビレッジの村長 鈴木です。
3月16日の午後9時15分から、NHK総合の「難問解決!ご近所の底力」という番組
でデザビレが紹介されます。(既に撮影済)空き校舎の活用方法がテーマです。
その番組でデザビレは地元産業と連携して、将来有望なデザイナーを育てる施
設として紹介されます。デザビレからは私と、101号室kanmi.の石塚さん(とそ
の内職さん)、209号室inf.design officeの渡辺さんが出演します。
ロケのVTRでは102号室棕(しゅろ)の宇南山さんも。
私はスタジオで妙にテンションがあがりながら、入居者の商品を紹介しました。
(いわゆるプレゼンテーションモードですね)
3時間のスタジオ撮影プラス、3箇所のロケ数時間をを45分に縮めるそうで、どの
程度紹介されるのかわかりませんが、お時間があれば見てください。
3組目、最後の妙案として登場です。
http://www.nhk.or.jp/gokinjo/
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■■■■今回のお知らせ■■■■
1) JAPAN FASHION WEEK開催 3月17日~24日
2)NPO法人ユニバーサルファッション協会定例会 3月16日
「06-07秋冬パリコレクションに見るユニバーサルファッションの行方」
~“新しい身体”を探るデザイナーたち~
3)ミラノで活躍する日本人が主催する合同展UPSIDE
アーティストゾーンでの出展者を募集
4)ブログ紹介「ファッション記者は見た!」
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
5)村長から そのブランドらしさって
※ここで紹介する一般情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオリ
ティを保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
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1) JAPAN FASHION WEEK開催 3月17日~24日
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東京コレクションに、シンポジウムや、テキスタイルの展示会等のファッション
関連イベントが連携して日本のファッションを世界にアピールする日本ファッシ
ョンウィークに衣替えして2回目。
今回も多くのデザイナーのショーが開催されます。
新聞でいろいろ紹介されるでしょうから、あえて多くを語りません。
本日15日までチケットプレゼントをしているようです。
http://www.jfw.jp/ja/index.html
以前デザビレで講師をしてくれた宇津木えりさんがmercibeaucoup(メルシーボ
クー)というブランドで東京コレクションに復帰します。楽しみです。
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2)NPO法人ユニバーサルファッション協会定例会 3月16日
「06-07秋冬パリコレクションに見るユニバーサルファッションの行方」
~“新しい身体”を探るデザイナーたち~
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ファッション業界最大のNPO団体、人にやさしいファッションの普及を図る
「ユニバーサルファッション協会(UNIFA」)の3月度定例会が開催されます。
今回の講師はUNIFA織田晃理事長(WWD編集委員)による最新パリコレ報告。
織田さんのコレクション報告は、いわゆるスタイリングだけに留まらず、
ブランドやデザイナーの狙いや考え方にまで踏み込む鋭い切り口で人気です。
2月26日から3月6日まで行われた06-07年秋冬パリコレクション。
現在ではパリコレの情報がいち早く日本にも伝わり、アパレル各社が商品の参考
にするとともに、マーケットにも影響を与えています。さらに、ここ数年パリコ
レでも顕著な動きである「モデルのような美しさ」に対する問題提起を図り、年
齢、体型、人種などの垣根を越えた「新しい美しさ」を提案するデザイナーの動
向をコレクションの映像を交えながら紹介してくれます。
コレクション写真だけではわからないリアルな報告をぜひお聞きください。
■日時 3月16日(木)午後7時~8時
■会場 エファップ・ジャポン
東京都渋谷区恵比寿2-36-13広尾SKビル5F
http://www.mieefapjapon.com/mej/school/access.html
■受講料 5千円(学生は千円)
会員になれば年10回程度のセミナーに無料参加できます。
年会費(個人1万2千円 学生3千円)
■次回予告 4月度は24日オンワード樫山の新パターンについて
■ホームページ http://www.unifa.jp/
問合せは私 鈴木まで15日中に
info@designers-village.com
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3)ミラノで活躍する日本人が主催する合同展UPSIDE
アーティストゾーンでの出展者を募集
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ミラノコレクションの会期中、ミラノの目抜き通り沿いの明るい会場で、新進ブ
ランドが集まる合同展が「UPSIDE」開催されます。欧州のメディアからも熱い注
目を集めている話題の合同展です。
同展示会では、アーティストゾーンに出展する日本人アーティストを募集してい
ます。
世界で活躍したい、海外で評価を受けて日本に逆輸入されるようになりたい、
などの希望を持つアーティストにはビッグチャンスです。
http://www.upsidemilano.com/jp/
以下はUPSIDE日本事務局の上武さんから
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■次回開催 9月28日から10月1日の予定。
■通訳 デザイナー2~3人に1人、現地在住日本人の通訳がつきます。
■特別出展 アーティストゾーンは通訳料込みでEUR550+消費税。
(通常 EUR1850 (EUR1750+EUR100通訳料)+EUR100(初回参加料)+20%消費税)
前々回はvataruくんという日本のカバンデザイナー (http://vataru.com/)が出
展したのですが、現地のelleや vogueに大受けしていました。現地で舞台美術を
やっている人などからも声をかけられていたので、現地販売はできなくても、モ
ノがおもしろければ海外進出のいい機会になります。
メディア受けのいい展示会なので、宣伝効果もあると思います。
他にオプションとして、私から「イタリアに行くには..」のアドバイス。
必要に応じて航空券やホテル情報の提供もしています。1~2日くらいは現地
で一緒に食事に行き、解説付きでおいしいものを食べられるようにしてあげたり
もしてますし。いまやツアコンもできるジュエリーやさんになりつつあります。
前回、会場でイラストを展示していたのはこんな人です。参考まで
http://kubotanillust.blog11.fc2.com/blog-category-13.html
■まず詳細を聞いてみたいという方は下記までメールを
UPSIDE日本事務局 担当 上武香織
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Kaori Uetake - UPSIDE JAPAN
info-japan@upsidemilano.com
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4)ブログ紹介「ファッション記者は見た!」
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
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日本繊維新聞の編集部記者数名によるブログです。記者の取材力を生かして、い
ろいろな企業や人を紹介しています。さらに取材の裏側やリアルな業界情報など
も紙面にはない気楽さ?で書いているのがおおいに好感が持てます。
日本繊維新聞・編集部によるアパレル業界ブログ
http://blog.livedoor.jp/nissenweb/
できるだけコメントやトラックバックしてあげると、編集(Y)さんが喜びます。
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5)村長から そのブランドらしさって
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戦略がなんだ、マーケティングがどうした、ということをいくら検討しても、フ
ァッション関連ビジネスの場合は、やはり「魅力」や「個性」があるかどうかが
ビジネスの成否を分けるものではないかと思います。
この魅力や個性というのを引き出す源になるのが前回説明した
1)お客様が求めている
2)自分の強みが活かせる
3)自分が熱中できる
4)オンリーワンのものがある
の4つなのですが、ビジネスモデルとか、ブランドコンセプトという難しい言葉
を使わなくてもこれら4つの要素がブランドや商品に魅力や個性を与えてくれる
ことは、何となく理解してもらえるのではないかと思います。
さて、今回もとても抽象的な話で。
ファッション好きな方なら、店頭にある商品を見て「これは○○○ブランドっぽ
い」とか「これは○○○ブランドが得意そうなデザイン」のように、元になるネ
タが思い浮かぶ場合があるかと思います。
そこにある「ブランドらしさ」って言葉にしようとしても難しいのですが、何と
なく雰囲気でって伝わっているのだと思います。
元ネタとして思い浮かぶブランドって、人気だったり、好きだったり、知人が作
っていたりというように自分にとっての関心があるということもありますが、そ
れ以上に、デザインやブランドのイメージ、雰囲気などの「個性」が際立ってい
るはないでしょうか?
デザイナーの場合、自分が作った商品を見た人が「あなたの商品って○○○の影
響をうけてますよね」とか「○○○ブランドが好きじゃないですか」と言われた
こともあったかもしれません。言った本人は何となく他のブランドに似ているな
ら本家のほうが価値があるよね、なんて思われているかもしれません。
逆に、他の商品を見た人が、「これは○○さんのブランドっぽい」と元ネタにし
てくれるなら、自分のブランドの個性がついてきたのかもしれません。
デザビレでも、個性があると、周りの人が「これ○○○さんのイメージだから買
ってみたの」と言って雰囲気があう小物をもらったりするデザイナーがいます。
ということを考えるとブランドの個性って、「○○○らしさ」というものをお客
さんに感じさせることができるかどうかということではないでしょうか?
たくさん商品があって、毎回展示会でも新商品を打ち出しても、なぜかそのブラ
ンドらしさって何かがわかりにくブランドもあります。
エレガントで端正なデザインをしていたと思ったら、次のシーズンにはナチュラ
ルな雰囲気の商品が加わり、次のシーズンは派手できらびやかな商品が加わると
いうように、毎回新しいことにチャレンジしていることはわかるのですが、なぜ
か一貫性を感じられないのです。
もしかするとトレンドをいち早く察知して、そのエッセンスを取り入れているの
かもしれませんが、チグハグな印象です。
どうしても毎シーズン同じお客様が購入してくれるとは思えません。購入者がリ
ピーターになるには、ブランドの核となるイメージ、柱となるデザインが無いの
です。悪く言うと「何でもあるけど、みんな中途半端」っていう感じです。
だから、全然別のブランドの商品をいきなり持ってきて、一緒に並べても、どれ
が違うブランドのものか判断がつかないかも・・・
これは、ブランドの全体像や、お客様からどのように見られているか、というこ
とを、客観的な視点で見つめなおさないと気がつかないのかもしれません。
近視眼的に、商品のパーツばかりにこだわったり、毎々自分にとって新鮮なもの
を作ろうとするからバラバラになるのですね。
(これは若手に限らず業界何十年の人でも、お客様が欲しがるものではなく、
自分にとって新鮮に見えるものを作っていくうちに、だんだんマーケットとかけ
離れることがあります。)
※しかし、一見デザインがバラバラに見えても、ブランドの理念(例えば環境配
慮とか、社会的メッセージ)でブランドらしさを出している場合もあるので、
いちがいにデザインがチグハグだから悪い、ということではありません。
逆に「個性がある」「○○○らしい」と評価されるブランドの場合、それまでの
シーズンの延長上に新たなデザインが加わります。商品を見ることでどんなお客
様がリピーターなのか、だんだんイメージがはっきりしてきます。
商品の個性がお客様像をイメージさせ、お客様像が商品をイメージさせる、とい
う循環ができます。→このような状態だとブランド構築がウマくいっているので
しょうか。
まずは「自分らしい」とか「自分のブランドらしさ」って何かしらと、悩んでみ
るのもいいのではないでしょうか?
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*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
デザビレhttp://www.designers-village.com
個人ブログhttp://blog.livedoor.jp/tdv001/
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
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編集後記
40名弱の申し込みをいただいた「ファッション雑貨の商品撮影」ワークショッ
プですが、12名の参加者で無事終了しました。デジカメでもホワイトバランスや
露出の調整でイメージに近づけたり、トレペで光を和らげ、レフ版で明るくする
などの具体的なテクニックも教えていただきました。
個別の質問にも丁寧に答えていただき、時間が足りなくなってしまうほどでした。
ちなみに「先生がかわいらしい」「楽しい」という評判でした。
皆さんのご要望があれば、今度はアクセサリーとかアパレルとかの分野別で開催
してもよいかも、と思っています。
(鈴木)