<デザビレからのお知らせ 10/24>
2006/10/24 (Tue) 10:16
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
こんにちは、台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木です。
入居説明会には多数の方にご来場いただきありがとうございました。
3回合計で153名の方にご来所いただきました。
各事務所内については使用中のため、あまり見学ができませんでしたが、
施設全体の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか?
しかしながらデザビレの魅力は施設だけではなく、「地の利」にもあります。
私もデザビレのオープンとともに台東区で暮らし始めましたが、自転車で浅
草、上野、根津谷中、秋葉原や御茶ノ水など、あちこち走り回り、材料や副
資材、縫製や加工などの企業も多く、もの作りをするには、ほんとうに便利
な地域だということを再認識しています。
たとえデザビレに入居できなくても、事業を成長させる段階で、台東区に
事務所を構えるのはお奨めです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■今回のお知らせ■■■■
1)台東デザイナーズビレッジ 平成19年4月入居 第2期入居者募集
2)デザビレ・ビジネスサポート・セミナー
11月17日(金)午後7時~ 講師:大谷知子氏
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
3) 11月27日(月)16時から19時
TAITOビジネス交流フェスタ2006
4)11月6日(月)18時30分から20時
創業・ベンチャー国民フォーラム 第1回イブニングフォーラム
5)入居希望者サポートページの質問より
6)村長から アーティストは入居対象になるか
※ここで紹介する一般情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオ
リティを保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)台東デザイナーズビレッジ 第2期入居者募集 締切り間近
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平成19年4月入居分の申請の締切りまで
今回からファッションに加え、デザイン、コンテンツ関連のデザイナーおよび
ファッション業界やデザイナーの支援を行う事業者も対象に加えました。
いわゆるデザイナー、クリエイターという業種、ファッションやデザイン関
連の製造業等自社ブランドを育てていきたいという法人、個人が対象です。
さらに、今回からはファッションやデザイン関連産業を支援する業務も対象と
しました。例えばイベント、人材マッチング、経理、コンサル、モデル斡旋、
WEBデザイン、販促ツール制作、生産管理、営業代行、ネット通販など幅広い
業種が対象となります。
地元産業界や入居者同士でのコラボレーションを積極的に図っていきたいと
熱意を持つ、創業5年以内で、ビジネスを拡大する意欲のある法人、個人の応
募をお待ちしています。
締切りは10月31日の午後5時です。
書類の不備がないようよくご確認のうえ、早めに提出をお願いします。
■詳細はホームページから>>
http://www.designers-village.com/bosyu/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)デザビレ・ビジネスサポート・セミナー
11月17日(金)午後7時~ 講師:大谷知子氏
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のセミナーはシューフィルで活躍する靴ジャーナリストの大谷知子さんに
講師をお願いしました。長年にわたっての靴業界の取材を通じて、それぞれの
時代でのデザイナーの成長や活躍についてもたいへん詳しい方です。
デザイナーは自分自身のオリジナリティを考えることも大切ですが、ビジネス
として考えるなら、そのオリジナリティがファッションマーケットの流れの中
でどのような位置づけ、役割であるのか、把握しておくことが欠かせません。
しかし、そのような時系列での話を聞くことができる機会というのは、実はほ
とんどないのかもしれません。
多くのデザイナーやブランドを見続けてきた大谷さんだからこそ、お話してい
ただける内容に私もたいへん期待しています。
さらに、デザイナーとして起業する人、デザイナーや零細メーカーとしてブラ
ンド作りに取り組んでいる人に、厳しく、温かいアドバイスをお願いしていま
す。
シューズだけではなく、アパレルやファッション雑貨関連の皆様、さまざまな
ジャンルのクリエーターの皆様にも役立つ内容です。ぜひ皆様のご来場をお待
ちしています。
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
講師:大谷知子氏 靴ジャーナリスト シューフィル主筆
■内容
日本の靴がファッションという地位を獲得するまで、
どのように変遷して来たか、その概略を辿りつつ、
その中で靴デザイナーがどのように認知されていったか、
そして現在、また今後、デザイナーに何が求められているのかを
事例を交えながら明らかにする。
■雑誌「シューフィル」プロフィール
http://www.shoephile.co.jp/
靴の魅力を消費者をはじめ、業界内外にアピールする[靴のカルチャーマガジ
ン]。靴への愛着とこだわりを持つ人と人、生産者と消費者、売り手と買い手
を結ぶ、新しい媒体として注目され、特に靴好きの若者たち、意欲的な経営者
や企画者の支持を得ている。
■日時 ・11月17日(金)午後7時~午後8時45分(開場6時45分)
■場所 ・台東デザイナーズビレッジ会議室
■対象者 ・ファッションやデザイン関連業種に関わる企業・個人・創業者等
■受講料 無料
■定員 50名程度
■主催 台東デザイナーズビレッジ・台東区産業部経営支援課
■詳細、申し込みはこちらから
http://www.designers-village.com/event/061117/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3) 11月27日(月)16時から19時
TAITOビジネス交流フェスタ2006
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
台東区主催のビジネス交流会です。区内業者とのネットワーク作りにお役立て
下さい。
http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000021/033170.html
☆ 新しい受注先・発注先を開拓したい方 ☆
☆ 販路開拓がなかなかうまくいかない方 ☆
☆ 台東区内の企業に関心を持っている方 ☆
台東区内の企業も区外の企業も、皆様奮ってご参加ください!
■日時: 平成11月27日(月)16時~19時
■会場:台東区役所 10階 大会議室
(台東区東上野4-5-6 JR線・東京メトロ 上野駅徒歩5分)
■分野:皮革、ジュエリー・アクセサリー、アパレル、
情報、環境、電気・機械、出版・印刷、その他
■参加費:1人2千円(交流会の費用です。当日いただきます。)
■定員:100社
■申込締切:11月15日(水)但し、定員に達ししだい締め切ります。
■当日のスケジュール(受付は15時より)
16時~ 1.参加企業による展示ブースでの商談、および
2.スクリーンを使ってのプレゼンテーション(2は希望者のみ)
18時~ 交流会立食パーティー(19時終了予定)
お申込は、下記にご連絡ください。申込用紙をメール等でお送りいたします。
■お申込、お問合せは…
台東区役所 産業部 経営支援課 企業・人材育成担当
TEL 03-5246-1197 FAX 03-5246-1139
Eメール keiei@city.taito.tokyo.jp
(「ビジネスフェスタ参加希望」と、表題を入れてください)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4)11月6日(月)18時30分から20時
創業・ベンチャー国民フォーラム 第1回イブニングフォーラム
「まずは『志』を起こそう!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新御徒町からつくばエクスプレスで1駅のJR秋葉原駅前のビルで起業家に向け
たセミナーが開催されます。連続開催ですが、おもしろそうな内容です。
(以下HPから抜粋)
http://www.j-venture.info/evening/07_01_detail.html
第1回イブニングフォーラム定員間近となりました。
参加ご希望の方はお急ぎ下さい !!!
起業時に抱く大きな「志」。起業という厳しい道のりを踏み出す際、
起業家たちは何を思ったのか。
JVA受賞者等起業家を招いて、先駆者の抱いた志を語り合います。
■ 開催日時:2006年11月6日(月)18:30-20:00
■ 開催場所:秋葉原コンベンションホール
■ 定員:200名
※ 参加無料
【予定出演者】
コーディネーター 株式会社タンク 代表取締役 増田紀彦氏
ゲスト起業家
株式会社ネクシィーズ 代表取締役社長 近藤太香巳氏
株式会社デジサーチアンドアドバタイジング 代表取締役 黒越誠治氏
ジーマ株式会社 代表取締役 和田英孝氏
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5)入居希望者サポートページの質問より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
台東デザイナーズビレッジでは第2期入居希望者の質問に答えるページを用意し
ています。
お問合せいただいた質問と答を公開することによって、情報での不公平が無い
ようにしたいと考えています。現在40件程の質問が寄せられていますので、
入居希望される方は、関係する項目だけでもご覧になってください。
http://www.designers-village.biz
(以下質問の例)
Q:事務所をショールームとして使ってよいのか?
A:はい、自社で製造した商品のショールームとして使うならOKです。
むしろおススメします。
お客様を呼んでフィッティングをするなども自由です。
ただし、デザイナーやクリエイターとして入居する場合は
自社で商品を製造しないで、仕入ればかりという「小売、卸」業態は募集対
象外となりますのでご注意下さい。
デザイナーを支援する業務として「卸・小売」業で入居申請し、その作品を
飾るという場合もOKです。
Q:退去条件の目標達成とは
A:創業支援施設の役割は、計画期→準備期→開始期→成長期→安定期という事
業の、成長期までの期間を短くすることです。
ですから、できるだけ早く成長して、できるだけ早く卒業してもらうことが
創業支援施設の本来の役割です。
入居者が大きく成長し、入居時に設定した目標を達成し、安定期に入ってい
ると判断した場合、村長との話し合いの上で卒業してもらうことになります。
かと言って、目標をものすごく高くして、できるだけ卒業時期を延ばそうと
すると、事業が成長しないという理由で退去対象となってしまいます。
このあたりは個別によく話し合って判断することになります。"
Q:事業成績が悪いと退去させられるのか?
A:はい、第2期から指導を受けても改善しない場合は退去勧告をします。
ただし、ファッションやデザインの場合、必ずしも売れるための努力が売上
げに結びつかない場合がありますから、
成長のために努力している姿勢が認められれば退去ということはありません。
売上げよりも成長意欲を重視するとお考え下さい。
デザビレの応募者にはいないと思いますが、
趣味の延長で事業として成長しなくても、好きなことだけやっていられれば
よいという場合などが、退去対象になるのではないかと考えます。
Q:収支計画の書き方がわからない
A:収支計画の意味がわからない、書き方がわからない、という方がいます。
書けないと入居できないのか、というと、そういうことでもありません。
入居してから書けるようになればいいのではないでしょうか。
ただし、わからないから空欄にしておくとか、いい加減に書くという人より
も、わからないなりに調べたり、考えたりしながら、空欄を減らす努力をす
る人が好ましいと思います。
収支計画は、どのぐらいの規模のビジネスを考えているのか、
自社の成長についてどのぐらい真剣なのか、などを判断する材料にします。
数字としての整合性よりも、数字の背景にある事業に対する考え方を重視す
るということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6)村長から アーティストは入居対象になるか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■アーティストもビジネス?
デザビレの入居対象をファッション分野に加え、デザイン、コンテンツ、およ
びデザイナー等を支援する業務にまで拡大しました。
ファッションだけではなく、名前の通りにデザイナー全てを対象にしていると
いうことです。
そこで、対象業種を考えるときにアーティスト(芸術家)をどうするか、とい
う問題についても考えました。
よく「デザイナーはビジネスを目的にして、アーティストは芸術を目的にして
いて営利を目的としていない」というような捉えられ方をするのですが、はた
してそうなのでしょうか?
ビジネス=お客様に支持してもらった結果と考えれば、芸術作品を作るアーテ
ィストの本来の目的もビジネスではないでしょうか。
ダビンチやミケランジェロ、狩野派等は時の権力者のお抱えで大金で芸術を創
造していましたし、ピカソとかゴッホとかは作品が売れないことに苦しんでい
ましたし、今でも芸術の価値は作品の価格で評価されます。
ということは支持されること=売れること=ビジネスが芸術の評価であり、そ
の評価を得るためにアーティストは切磋琢磨している、ということです。
ですからアーティストでも、ビジネスを成立させる事業を考えているならば、
創業支援の対象になるのではないでしょうか。
しかし、自称アーティストという人の中には、「売れなくてもいい」と公言し
て憚らない人もいます。
(作品が売れないことへの言い訳なのかもしれませんが)
売れないということは、その作品が誰にも求められていないということです。
芸術が作品を通じて、人々に感動や満足や与えたり、所有欲を満たしたりする
ものであるなら、売れなくても言いということは、自己満足のための制作とな
りますから、芸術ではないのかもしれません。
自己満足だけでは、ビジネスにならないし生活もできません。
さらに芸術作品の購入者である上流階級、企業、お金に余裕がある個人に売れ
るものを作ろうとしたり、作品を求められるように自分の作品をブランド化す
るのは、かなりのマーケティング力を要するものだと思います。
作品を作るだけではなく、さらに脳みそを搾り出してブランド化のための知恵
を絞り、そして足を棒にするほど走りまわって売り込むという苦労を強いられ
るかもしれません。
自称アーティストは、これらの売るための苦労から目を逸らして、好きなこと
だけしたり、面白いことをするのがアーティストだと考えているのかもしれま
せん。
でも、そういうのはアーティストではなく「アマチュアの趣味」の領域から
脱していないということではないでしょうか。
■技術かコンセプトか?
以前ある自称アーティストに、「どうすれば作品が売れるようになるか」と聞
いたことがあります。彼は技術力を高めることを条件に挙げていました。
技術が高くなれば売れるようになる、というのですが、果たしてそうなのでし
ょうか?
たしかに日本では造形の美しさや、色の美しさなど作品自体の審美性を評価す
る傾向があるようですから、技術を高めれば、キレイな線やきれいな色が作れ
ると考えるのも当然なのかもしれません。
しかし技術は手段であって目的ではありません。
芸術作品はコンセプトを提示することが目的ですから、技術を磨いても、表現
する中身が無ければ意味がありません。
欧米の芸術マーケットでは歴史を踏まえた斬新なコンセプト提案というのもの
が評価されるそうです。
色塗りやデッサンの技術だけなら日本人は相当レベルが高いのに、海外マーケ
ットで日本の作品が評価されないのは、欧米作家の作品のマネをしている=つ
まりコンセプトが希薄だからなのかもしれません。
これはファッションでも同様です。
カワクボレイやヤマモトヨウジがパリで評価されたのは、革新的な提案があっ
たからで、単に技術力を評価されたわけではありません。(だと思います)
このあたりの事情はファッションブランドとアートは似ています。
技術よりもブランドコンセプトが重要だということです。
さて、創業支援という立場で言うと
アーティストとしてきちんとマーケットを意識しているなら支援対象だし、自
己満足だけを考えている自称アーティストなら趣味の延長ですから入居をご遠
慮願うということになるかと思います。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
転送歓迎。知り合いのデザイナーにも教えてあげてください。
バックナンバーはこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/bn/list.php?clientname=tdv&groupNo=all
配信停止・登録内容の変更・新規登録はこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/f/tf.php?id=tdv
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
デザビレhttp://www.designers-village.com
個人ブログhttp://blog.livedoor.jp/tdv001/
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
編集後記
入居申請の締切りも近づき、入居希望者から「直接会って相談したい」とい
う連絡をいただくことがあるのですが、不公平にならないように基本的に全
てお断りしています。
(入居を希望しないで相談だけという場合はお受けしています。)
「私だけ特別に」という方には入居の相談を受けてもかまいませんが、相手
の事情に配慮できない人、とインプットされるのであまりお勧めできません。
どちらにしろ、11月上旬頃から書類審査通過者に対して予備面接を行う予定
ですから、相談はその時にお聞きする予定です。
ですから、まずは書類で皆さんのビジョンや想いを十分に伝えてください。
応募をお待ちしています。
(鈴木)
TAITO DESIGNERS VILLAGE INFORMATION
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
こんにちは、台東デザイナーズビレッジ村長の鈴木です。
入居説明会には多数の方にご来場いただきありがとうございました。
3回合計で153名の方にご来所いただきました。
各事務所内については使用中のため、あまり見学ができませんでしたが、
施設全体の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか?
しかしながらデザビレの魅力は施設だけではなく、「地の利」にもあります。
私もデザビレのオープンとともに台東区で暮らし始めましたが、自転車で浅
草、上野、根津谷中、秋葉原や御茶ノ水など、あちこち走り回り、材料や副
資材、縫製や加工などの企業も多く、もの作りをするには、ほんとうに便利
な地域だということを再認識しています。
たとえデザビレに入居できなくても、事業を成長させる段階で、台東区に
事務所を構えるのはお奨めです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■今回のお知らせ■■■■
1)台東デザイナーズビレッジ 平成19年4月入居 第2期入居者募集
2)デザビレ・ビジネスサポート・セミナー
11月17日(金)午後7時~ 講師:大谷知子氏
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
3) 11月27日(月)16時から19時
TAITOビジネス交流フェスタ2006
4)11月6日(月)18時30分から20時
創業・ベンチャー国民フォーラム 第1回イブニングフォーラム
5)入居希望者サポートページの質問より
6)村長から アーティストは入居対象になるか
※ここで紹介する一般情報については、デザイナーズビレッジが内容やクオ
リティを保証するものではありません。自己責任で情報をご活用ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)台東デザイナーズビレッジ 第2期入居者募集 締切り間近
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
平成19年4月入居分の申請の締切りまで
今回からファッションに加え、デザイン、コンテンツ関連のデザイナーおよび
ファッション業界やデザイナーの支援を行う事業者も対象に加えました。
いわゆるデザイナー、クリエイターという業種、ファッションやデザイン関
連の製造業等自社ブランドを育てていきたいという法人、個人が対象です。
さらに、今回からはファッションやデザイン関連産業を支援する業務も対象と
しました。例えばイベント、人材マッチング、経理、コンサル、モデル斡旋、
WEBデザイン、販促ツール制作、生産管理、営業代行、ネット通販など幅広い
業種が対象となります。
地元産業界や入居者同士でのコラボレーションを積極的に図っていきたいと
熱意を持つ、創業5年以内で、ビジネスを拡大する意欲のある法人、個人の応
募をお待ちしています。
締切りは10月31日の午後5時です。
書類の不備がないようよくご確認のうえ、早めに提出をお願いします。
■詳細はホームページから>>
http://www.designers-village.com/bosyu/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)デザビレ・ビジネスサポート・セミナー
11月17日(金)午後7時~ 講師:大谷知子氏
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のセミナーはシューフィルで活躍する靴ジャーナリストの大谷知子さんに
講師をお願いしました。長年にわたっての靴業界の取材を通じて、それぞれの
時代でのデザイナーの成長や活躍についてもたいへん詳しい方です。
デザイナーは自分自身のオリジナリティを考えることも大切ですが、ビジネス
として考えるなら、そのオリジナリティがファッションマーケットの流れの中
でどのような位置づけ、役割であるのか、把握しておくことが欠かせません。
しかし、そのような時系列での話を聞くことができる機会というのは、実はほ
とんどないのかもしれません。
多くのデザイナーやブランドを見続けてきた大谷さんだからこそ、お話してい
ただける内容に私もたいへん期待しています。
さらに、デザイナーとして起業する人、デザイナーや零細メーカーとしてブラ
ンド作りに取り組んでいる人に、厳しく、温かいアドバイスをお願いしていま
す。
シューズだけではなく、アパレルやファッション雑貨関連の皆様、さまざまな
ジャンルのクリエーターの皆様にも役立つ内容です。ぜひ皆様のご来場をお待
ちしています。
「日本の靴のファッション化とデザイナーの軌跡」
講師:大谷知子氏 靴ジャーナリスト シューフィル主筆
■内容
日本の靴がファッションという地位を獲得するまで、
どのように変遷して来たか、その概略を辿りつつ、
その中で靴デザイナーがどのように認知されていったか、
そして現在、また今後、デザイナーに何が求められているのかを
事例を交えながら明らかにする。
■雑誌「シューフィル」プロフィール
http://www.shoephile.co.jp/
靴の魅力を消費者をはじめ、業界内外にアピールする[靴のカルチャーマガジ
ン]。靴への愛着とこだわりを持つ人と人、生産者と消費者、売り手と買い手
を結ぶ、新しい媒体として注目され、特に靴好きの若者たち、意欲的な経営者
や企画者の支持を得ている。
■日時 ・11月17日(金)午後7時~午後8時45分(開場6時45分)
■場所 ・台東デザイナーズビレッジ会議室
■対象者 ・ファッションやデザイン関連業種に関わる企業・個人・創業者等
■受講料 無料
■定員 50名程度
■主催 台東デザイナーズビレッジ・台東区産業部経営支援課
■詳細、申し込みはこちらから
http://www.designers-village.com/event/061117/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3) 11月27日(月)16時から19時
TAITOビジネス交流フェスタ2006
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
台東区主催のビジネス交流会です。区内業者とのネットワーク作りにお役立て
下さい。
http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000021/033170.html
☆ 新しい受注先・発注先を開拓したい方 ☆
☆ 販路開拓がなかなかうまくいかない方 ☆
☆ 台東区内の企業に関心を持っている方 ☆
台東区内の企業も区外の企業も、皆様奮ってご参加ください!
■日時: 平成11月27日(月)16時~19時
■会場:台東区役所 10階 大会議室
(台東区東上野4-5-6 JR線・東京メトロ 上野駅徒歩5分)
■分野:皮革、ジュエリー・アクセサリー、アパレル、
情報、環境、電気・機械、出版・印刷、その他
■参加費:1人2千円(交流会の費用です。当日いただきます。)
■定員:100社
■申込締切:11月15日(水)但し、定員に達ししだい締め切ります。
■当日のスケジュール(受付は15時より)
16時~ 1.参加企業による展示ブースでの商談、および
2.スクリーンを使ってのプレゼンテーション(2は希望者のみ)
18時~ 交流会立食パーティー(19時終了予定)
お申込は、下記にご連絡ください。申込用紙をメール等でお送りいたします。
■お申込、お問合せは…
台東区役所 産業部 経営支援課 企業・人材育成担当
TEL 03-5246-1197 FAX 03-5246-1139
Eメール keiei@city.taito.tokyo.jp
(「ビジネスフェスタ参加希望」と、表題を入れてください)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4)11月6日(月)18時30分から20時
創業・ベンチャー国民フォーラム 第1回イブニングフォーラム
「まずは『志』を起こそう!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新御徒町からつくばエクスプレスで1駅のJR秋葉原駅前のビルで起業家に向け
たセミナーが開催されます。連続開催ですが、おもしろそうな内容です。
(以下HPから抜粋)
http://www.j-venture.info/evening/07_01_detail.html
第1回イブニングフォーラム定員間近となりました。
参加ご希望の方はお急ぎ下さい !!!
起業時に抱く大きな「志」。起業という厳しい道のりを踏み出す際、
起業家たちは何を思ったのか。
JVA受賞者等起業家を招いて、先駆者の抱いた志を語り合います。
■ 開催日時:2006年11月6日(月)18:30-20:00
■ 開催場所:秋葉原コンベンションホール
■ 定員:200名
※ 参加無料
【予定出演者】
コーディネーター 株式会社タンク 代表取締役 増田紀彦氏
ゲスト起業家
株式会社ネクシィーズ 代表取締役社長 近藤太香巳氏
株式会社デジサーチアンドアドバタイジング 代表取締役 黒越誠治氏
ジーマ株式会社 代表取締役 和田英孝氏
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5)入居希望者サポートページの質問より
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
台東デザイナーズビレッジでは第2期入居希望者の質問に答えるページを用意し
ています。
お問合せいただいた質問と答を公開することによって、情報での不公平が無い
ようにしたいと考えています。現在40件程の質問が寄せられていますので、
入居希望される方は、関係する項目だけでもご覧になってください。
http://www.designers-village.biz
(以下質問の例)
Q:事務所をショールームとして使ってよいのか?
A:はい、自社で製造した商品のショールームとして使うならOKです。
むしろおススメします。
お客様を呼んでフィッティングをするなども自由です。
ただし、デザイナーやクリエイターとして入居する場合は
自社で商品を製造しないで、仕入ればかりという「小売、卸」業態は募集対
象外となりますのでご注意下さい。
デザイナーを支援する業務として「卸・小売」業で入居申請し、その作品を
飾るという場合もOKです。
Q:退去条件の目標達成とは
A:創業支援施設の役割は、計画期→準備期→開始期→成長期→安定期という事
業の、成長期までの期間を短くすることです。
ですから、できるだけ早く成長して、できるだけ早く卒業してもらうことが
創業支援施設の本来の役割です。
入居者が大きく成長し、入居時に設定した目標を達成し、安定期に入ってい
ると判断した場合、村長との話し合いの上で卒業してもらうことになります。
かと言って、目標をものすごく高くして、できるだけ卒業時期を延ばそうと
すると、事業が成長しないという理由で退去対象となってしまいます。
このあたりは個別によく話し合って判断することになります。"
Q:事業成績が悪いと退去させられるのか?
A:はい、第2期から指導を受けても改善しない場合は退去勧告をします。
ただし、ファッションやデザインの場合、必ずしも売れるための努力が売上
げに結びつかない場合がありますから、
成長のために努力している姿勢が認められれば退去ということはありません。
売上げよりも成長意欲を重視するとお考え下さい。
デザビレの応募者にはいないと思いますが、
趣味の延長で事業として成長しなくても、好きなことだけやっていられれば
よいという場合などが、退去対象になるのではないかと考えます。
Q:収支計画の書き方がわからない
A:収支計画の意味がわからない、書き方がわからない、という方がいます。
書けないと入居できないのか、というと、そういうことでもありません。
入居してから書けるようになればいいのではないでしょうか。
ただし、わからないから空欄にしておくとか、いい加減に書くという人より
も、わからないなりに調べたり、考えたりしながら、空欄を減らす努力をす
る人が好ましいと思います。
収支計画は、どのぐらいの規模のビジネスを考えているのか、
自社の成長についてどのぐらい真剣なのか、などを判断する材料にします。
数字としての整合性よりも、数字の背景にある事業に対する考え方を重視す
るということです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
6)村長から アーティストは入居対象になるか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■アーティストもビジネス?
デザビレの入居対象をファッション分野に加え、デザイン、コンテンツ、およ
びデザイナー等を支援する業務にまで拡大しました。
ファッションだけではなく、名前の通りにデザイナー全てを対象にしていると
いうことです。
そこで、対象業種を考えるときにアーティスト(芸術家)をどうするか、とい
う問題についても考えました。
よく「デザイナーはビジネスを目的にして、アーティストは芸術を目的にして
いて営利を目的としていない」というような捉えられ方をするのですが、はた
してそうなのでしょうか?
ビジネス=お客様に支持してもらった結果と考えれば、芸術作品を作るアーテ
ィストの本来の目的もビジネスではないでしょうか。
ダビンチやミケランジェロ、狩野派等は時の権力者のお抱えで大金で芸術を創
造していましたし、ピカソとかゴッホとかは作品が売れないことに苦しんでい
ましたし、今でも芸術の価値は作品の価格で評価されます。
ということは支持されること=売れること=ビジネスが芸術の評価であり、そ
の評価を得るためにアーティストは切磋琢磨している、ということです。
ですからアーティストでも、ビジネスを成立させる事業を考えているならば、
創業支援の対象になるのではないでしょうか。
しかし、自称アーティストという人の中には、「売れなくてもいい」と公言し
て憚らない人もいます。
(作品が売れないことへの言い訳なのかもしれませんが)
売れないということは、その作品が誰にも求められていないということです。
芸術が作品を通じて、人々に感動や満足や与えたり、所有欲を満たしたりする
ものであるなら、売れなくても言いということは、自己満足のための制作とな
りますから、芸術ではないのかもしれません。
自己満足だけでは、ビジネスにならないし生活もできません。
さらに芸術作品の購入者である上流階級、企業、お金に余裕がある個人に売れ
るものを作ろうとしたり、作品を求められるように自分の作品をブランド化す
るのは、かなりのマーケティング力を要するものだと思います。
作品を作るだけではなく、さらに脳みそを搾り出してブランド化のための知恵
を絞り、そして足を棒にするほど走りまわって売り込むという苦労を強いられ
るかもしれません。
自称アーティストは、これらの売るための苦労から目を逸らして、好きなこと
だけしたり、面白いことをするのがアーティストだと考えているのかもしれま
せん。
でも、そういうのはアーティストではなく「アマチュアの趣味」の領域から
脱していないということではないでしょうか。
■技術かコンセプトか?
以前ある自称アーティストに、「どうすれば作品が売れるようになるか」と聞
いたことがあります。彼は技術力を高めることを条件に挙げていました。
技術が高くなれば売れるようになる、というのですが、果たしてそうなのでし
ょうか?
たしかに日本では造形の美しさや、色の美しさなど作品自体の審美性を評価す
る傾向があるようですから、技術を高めれば、キレイな線やきれいな色が作れ
ると考えるのも当然なのかもしれません。
しかし技術は手段であって目的ではありません。
芸術作品はコンセプトを提示することが目的ですから、技術を磨いても、表現
する中身が無ければ意味がありません。
欧米の芸術マーケットでは歴史を踏まえた斬新なコンセプト提案というのもの
が評価されるそうです。
色塗りやデッサンの技術だけなら日本人は相当レベルが高いのに、海外マーケ
ットで日本の作品が評価されないのは、欧米作家の作品のマネをしている=つ
まりコンセプトが希薄だからなのかもしれません。
これはファッションでも同様です。
カワクボレイやヤマモトヨウジがパリで評価されたのは、革新的な提案があっ
たからで、単に技術力を評価されたわけではありません。(だと思います)
このあたりの事情はファッションブランドとアートは似ています。
技術よりもブランドコンセプトが重要だということです。
さて、創業支援という立場で言うと
アーティストとしてきちんとマーケットを意識しているなら支援対象だし、自
己満足だけを考えている自称アーティストなら趣味の延長ですから入居をご遠
慮願うということになるかと思います。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
転送歓迎。知り合いのデザイナーにも教えてあげてください。
バックナンバーはこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/bn/list.php?clientname=tdv&groupNo=all
配信停止・登録内容の変更・新規登録はこちらから
https://s.blayn.jp/sm3/p/f/tf.php?id=tdv
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
*発行者 鈴木 淳 jun suzuki
*ファッション創業支援施設 台東デザイナーズビレッジ 村長
suzuki@designers-village.com
デザビレhttp://www.designers-village.com
個人ブログhttp://blog.livedoor.jp/tdv001/
111-0056東京都台東区小島2-9-10-001
tel.03-3863-7939(村長室)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
編集後記
入居申請の締切りも近づき、入居希望者から「直接会って相談したい」とい
う連絡をいただくことがあるのですが、不公平にならないように基本的に全
てお断りしています。
(入居を希望しないで相談だけという場合はお受けしています。)
「私だけ特別に」という方には入居の相談を受けてもかまいませんが、相手
の事情に配慮できない人、とインプットされるのであまりお勧めできません。
どちらにしろ、11月上旬頃から書類審査通過者に対して予備面接を行う予定
ですから、相談はその時にお聞きする予定です。
ですから、まずは書類で皆さんのビジョンや想いを十分に伝えてください。
応募をお待ちしています。
(鈴木)